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パクジフン ページ12

朝家を出るとマンションの下にはジュンギュが居た。
珍しくスマホを見てこちらに気づいていなさそうだったので驚かせてみる事にした。


「おっはーー!!!」
『うわっ!え、なになになに?』
「へへっ、たまには驚かしてみようかと。」
『やめてよ、心臓止まるかと思った。』
「相変わらずビビりだね〜ㅋㅋ」
『うるさい!』


そんな事を話しながら歩いてると後ろから彼がやってきた。



『わっ!』
「うぇっ!!」
『おはようAちゃん、ジュンギュくんも!』
「ジフンか、おはよ。」
『、おはよう。』
『ねぇねぇ、昨日Aちゃんとは友達になったんだけどさ、ジュンギュくんも友達になってくれない?』
『…別にいいけどさ、なんで俺達?』
『んー、なんか2人と会った瞬間仲良くなりたいって思ったんだよね。』
『そっか。』
「やー、キムジュンギュも素直じゃないね〜。」
『は?』
「昨日は他に友達居なくてもいいとか言ってたのに〜。」
『それは別にさ、違うじゃん!』
「何キレてんのさㅋㅋ」
『じゃあ、今日から俺ら3人友達〜!』



仲良くなるきっかけはちょっとおかしかったものの、私たち3人はすぐに打ち解けることが出来た。




お調子者のジフンとネガティブなジュンギュ、2人とも正反対のはずなのに一緒にいるのは楽しかった。
いつの間にか3人でいるのが当たり前になり、私は2人と一緒にいる時の自分が大好きだった。



『A〜、ジフンがいじめてくる〜。』
「ヤー!お前が先にイタズラしたんだろ!」
「はいはい、2人とも喧嘩しない!」


喧嘩する2人を止めることは毎日の事。
そんな時間も私にとっては大切だった。
辛い練習も、練習終わりに3人で帰るのが楽しみで耐えることが出来ていた。



ある日、ジフンと2人きりになった時があった。


『ねぇA。』
「んー?どしたの??」
『明日何してる?』
「明日?一日暇だけど。」
『デートしない?』
「え、なんで??」
『や、普通になんか、うん。2人で出かけたいなーって。』


ジフンの方を見ると顔はいつも通りニコニコしているけど耳は真っ赤だった。



「…いいよ。」
『ほんと?!良かった〜。断られるかと。』
「別にジフンだし。どこ行こっか。」
『練習終わったら考えよっか。』
「ん、そうしよ。」

パクジフン2→←キムジュンギュ2



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作者名:ゆるり | 作成日時:2023年1月31日 23時

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