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ロボットと消毒 ページ6

「あれが噂のゴリサー?(※ゴリラサーバーの略)普通にイケメンじゃん」


「俺の方が「おん、どっちかって言うとエースの方がそっちっぽい」




「吾妻話したんだよね?どう?やっぱ中身もイケメンなの?」


「やからイケメンやないって「いやなんかチャラかったです。手握られました」




ひらっと右手を上げると角名くんが露骨に顔をしかめた。




「えー大丈夫?イケメンといえども汚くない?消毒しとく?」



と、角名くんは私の返答も聞かず両腕にアルコールスプレーをプッシャーと噴射する。

左手は別に大丈夫なのだが。




「そういえば鹿島は?」

「あれ、いないですね」



鹿島くーんと声をかけてみるが返答がない。おかしいな。


いつもなら「どうしましたかA先輩!!」って飛び出してくるんだけど。




体育館を見渡すと体育倉庫の中に鹿島くんが隠れていた。




「試合始まるよ鹿島」

「俺腹壊したって言ってくださいいい」

「出るって約束したんでしょ?おいで」



それでも頑として立ち上がらないのでよしよしと頭を撫でてみる。




「大丈夫大丈夫」



すると鹿島くんは「せんぷゎあい」と抱き着いてきた。




「はいはいはい離れる」二秒でナル宮くんに引っぺがされたが。




「はよユニ着ろや。それとヘタクソなプレーしたらすぐ下げるからな」


「あ!?!?!?!誰がヘタクソだって?」




元気よく立ち上がり体育倉庫を走り出ていく鹿島くんをみて少し安心する。

単純で良かった。




「銀島くんも角名くんも頑張ってね」と軽い気持ちで付け足すと二人は首を傾げた。



「どっちかっていうと吾妻の方が頑張らなあかん気がするんやけど」

「そうですか?」




練習試合といえどもやることはいつもとそんなに変わらないはずだけども。




「だって青城マネいないから今日はそっちにも出張するんでしょ?大変じゃん」





な ん だ と 。





このあと選手の誰より疲れ、帰るころには屍と化すのはもう少しあとの話である。

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結心(プロフ) - りおん。さん» ええ一気読み!めっちゃ嬉しいです…。更新頑張らせていただきますね〜〜! (2021年2月28日 20時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 一気読みしました!待ってます。 (2021年2月28日 17時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
結心 - ピさん» わわわ…素敵な感想ありがとうございます。銀島くんですかなるほど。もっとたくさんのキャラと絡ませられるよう頑張りますね〜〜! (2021年2月26日 17時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっっっっちゃ好きです!銀島との絡みが欲しい (2020年12月26日 6時) (レス) id: 2fa8d35dd6 (このIDを非表示/違反報告)
結心 - レイカさん» わわわ…!優しい言葉をありがとうございます、!元気が出ました。更新、頑張らせてもらいますね (2020年10月10日 17時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五百雀 x他1人 | 作成日時:2020年8月5日 17時

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