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ロボットとチャラ男 ページ5

「ぜえったい嫌です!!!」




体育館に鹿島くんの絶叫が響いたのは練習試合当日、青葉城西高校が到着する二時間前のことだった。




「ていうても前々から決まってたことやしなあ」

「嫌です!!今日は俺A先輩の手伝いとして極力関わらないようにしようと思ってたのに…」



先日北さんに諭され、罪悪感は薄れたもののそれでもやっぱり、前チームメイトと顔を合わせるのはやはり気まずいようで、


今日もかなり無理を言って来てもらったようなものだ。




そのうえ当日に突然「今日は赤城先輩の代わりにレギュラーとして出ろ」なんて、

無茶言うなあと私でも思う。



「嫌言うたかてもう赤城には伝えたし、鹿島も試合出たいやろ?」

「出たいですけど、それとこれとは違うっていうか…!!」



「このまま逃げ続けるん?いつかまた絶対同じことは起こるで?

それやったら早いとこ解決しといた方がええやろ」



正論パンチで殴られ鹿島くんはぐうの音も出ず静かに頷いた。




「おい鹿島何サボっとんねんアップなしで出られるほど甘ないで??」




落ち込みかけていたところをナル宮くんに掴まり鹿島くんは引きずられるようにコートに入っていった。



なんやかんやいいコンビなんじゃないかなあと思う。言ったら絶対に否定されるだろうけど。




「吾妻、到着したらしいから門まで迎えに行ってくれるか?侑と一緒に、頼むわ」




またナル宮くんと一緒かいと思ったけれどアップが終わっているのがナル宮くんだけのようだった。

それは仕方ない。




校門までてくてく歩きながらどうでもいい雑談をする。



「むこうの主将のゴリラサーブってどんなんやろなあ、

やっぱ見た目もゴリゴリしいんかなあ?」

「見た目がゴリゴリしいって何ですか。

意外とかっこよかったりするかもしれないですよ」


「ぜっっっっっっっっったい俺の方がかっこいい」


「どこ張り合ってんですか」




「あ!稲荷崎の方ですかー?」




門の方からそう声がして振り向くと、真っ白いジャージを羽織った集団が立っていた。




「青葉城西の主将及川です!あっもしかしてマネちゃん??かっわいー!!今日はよろしくお願いします!」




チャラ男が来た。




勝手に手を掴まれ握手されとりあえず「よろしくお願いします」と返す。


すると横からナル宮くんが割り込んできてガッシイィと及川さんの手を握った。




「どうも、今日はよろしくお願いします」



目が全く笑っていなかった。

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結心(プロフ) - りおん。さん» ええ一気読み!めっちゃ嬉しいです…。更新頑張らせていただきますね〜〜! (2021年2月28日 20時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 一気読みしました!待ってます。 (2021年2月28日 17時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
結心 - ピさん» わわわ…素敵な感想ありがとうございます。銀島くんですかなるほど。もっとたくさんのキャラと絡ませられるよう頑張りますね〜〜! (2021年2月26日 17時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めっっっっちゃ好きです!銀島との絡みが欲しい (2020年12月26日 6時) (レス) id: 2fa8d35dd6 (このIDを非表示/違反報告)
結心 - レイカさん» わわわ…!優しい言葉をありがとうございます、!元気が出ました。更新、頑張らせてもらいますね (2020年10月10日 17時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五百雀 x他1人 | 作成日時:2020年8月5日 17時

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