ロボットに爆弾発言 ページ14
「違う…？、よ」
急に何を言い出したかと思えば、私がナル宮くんを好きだって？？
なんでそうなったのか甚だ疑問なのだけど。
「いやいやめちゃめちゃ疑問形だし。俺に聞かれても困るんですけどー」
そういって悲しげに微笑む美少年は私をじっと見つめた。
「いやまあなんとなくわかってたけどさ、」
すっと目をそらされ猫背になりながらぽつりぽつりと鹿島くんは呟く。
「仮入部のときから1ヶ月以上ずっと？一番近くで愛想振りまいて、
男だって気づかれてからはさらにアピールしちゃったりして？
今思うと俺ほんと健気じゃん。だからか気づいちゃった」
“無意識か知らないけどずっと宮の野郎ばっか目で追ってる”
「…気のせいだよ。仮にそうだったとしてもそれはナル宮くんが目立つからで」
「と、俺も思ってた。けど違った」
そこでようやく鹿島くんがこちらを向いた。目が合って私はあわてて目をそらす。
「ずっとだったよ。部活中だけじゃない。学校にいる間中ずっと」
「へ、、、」
「ずっと先輩のこと目で追ってた。先輩もずっとあいつを追いかけてた。
気づいたときは超ショック受けたよ」
なんだよ、両想いかよって、俺に勝ち目ないじゃんって。
「違う、違うよ。別にナル宮くんのことをそういう風には思ってないよ」
本心だ。好きだなんて思ったことなんかない。
そもそも私が釣り合うはずがない。分不相応もいいところだ。
「ふーんそう？俺にはそうとしか見えなかったけど。
まあ俺の勝手な思い込みかもね、全然動揺した素振りみせないし」
そういってからからと笑って立ち上がると鹿島くんはコートへと戻っていった。
ああ、びっくりした。
急にナル宮くんのこと好きだとか、いやあないない。
今回ばかりはこの鉄の表情筋に感謝しないといけない。
ちらりと一瞬視界に映るナル宮くんと目が合い、慌ててそらす。
いやいやいや、意識とか。
「ないない」
言い聞かせるように呟いた。
「Aちゃんシカトせんといて！！」
＿＿＿＿＿＿＿＿____________________
私事ですがTwitter開設しました、、(超小声)
よければぜひ絡んでやってください、、(@1Xxo_o)
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結心(プロフ) - りおん。さん» ええ一気読み！めっちゃ嬉しいです…。更新頑張らせていただきますね〜〜！ (2021年2月28日 20時) (
レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
りおん。(プロフ) - 一気読みしました！待ってます。 (2021年2月28日 17時) (レス) id: 5ba492e76b (このIDを非表示/違反報告)
結心 - ピさん» わわわ…素敵な感想ありがとうございます。銀島くんですかなるほど。もっとたくさんのキャラと絡ませられるよう頑張りますね〜〜！ (2021年2月26日 17時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
ピ(プロフ) - めっっっっちゃ好きです！銀島との絡みが欲しい (2020年12月26日 6時) (レス) id: 2fa8d35dd6 (このIDを非表示/違反報告)
結心 - レイカさん» わわわ…！優しい言葉をありがとうございます、！元気が出ました。更新、頑張らせてもらいますね (2020年10月10日 17時) (レス) id: ae07f72a57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五百雀 x他1人 | 作成日時：2020年8月5日 17時
