検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:41,303 hit

53 ページ3

朝食を食べ終わって、食器を片付けようとしたら、


『A、俺が洗い物するから。ゆっくり寛いでて、大丈夫やで。』


『えっ、やりますよ。丸山さんが、ゆっくりしてて下さい。』


『Aは病み上がりなのに、ご飯作ってくれたから、ええの。ほらほら、ソファーまで連れてったるから。』


ギュッと手首を持たれると、ソファーまで連れていかれて、私が座ると。頭を優しくポンポンとして、


『ゆっくり、好きなことして待っててな。』


ニコッと笑って、キッチンに行った。でも私は、特にする事が思いつかないから、丸山さんの様子を見ていた。


普段、ニコニコしていて、みんなを楽しませる為に、面白い事言って変顔するけど。黙って、真顔でいる時は、キリッと男前の表情だから、つい見惚れてしまう。


私の視線を感じたのか、丸山さんが


『Aなんかある?』


『やっぱり暇なんで、手伝います!!』


丸山さんの所に行くと、二人で並んで片付けをしていた。







片付けが終わって、時計を見ると、まだ7時過ぎだったから、


『丸山さん、仕事行くのに、お家に帰って着替えなくて、大丈夫ですか?』


『おん。大丈夫‥。』


そのあと、言いにくそうにしてるから、何だろうと思ったら、


『A、引かんでな。』


『何ですか?』


『Aを一晩中、看病するつもりやったから。着替えを持ってきてるんや。』


引くよりも、丸山さんが凄く心配してくれたんだと嬉しくて、泣きそうになって、すぐに返事が出来ないでいると、


『A、ちゃうから。ほんまにAの看病を考えてやな‥。』


私が引いたと思って、ブツブツ言ってるから、丸山さんの言葉を遮るように、


『看病の事を思ってもらってたなんて、凄く嬉しいです。ありがとうございます。』


丸山さんは一瞬、驚いた表情になって。でもすぐに、ニコニコ笑顔で


『あかん。Aが可愛すぎる。』


いきなりギュッと抱きしめられて、おでこにキスされた。

54→←52



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:関ジャニ∞ , 横山裕 , 丸山隆平   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ショコラ | 作成日時:2017年4月25日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。