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【Aside】
五条「すぐには行けないね。少し休もうか」
二人でソファに座り、悟は私を抱き締めながら頭を撫でる。
強く抱き締められているため必然的に私の頭が彼の胸に密着し、心地良い鼓動が聞こえてきた。
キスをされて興奮状態になった私の鼓動は落ち着きなくドキドキしているのにほぼ動じていないこの人が羨ましい。
悟はすぐに嫉妬をする。
前に伊地知さんの膝の上に乗ったり、悠仁くんと距離が少し近くなっただけでお叱りを受けた。
私も正直不安に感じたことはある。
とても綺麗な人いたら悟は浮気するのだろうかとか、出張先でもしもがあったら嫌だなとか…
でもその不安は私の中からすぐに消えた。
デート中、ずっと私を見てくれていることが手に取るように分かるし、話をする時も真っ先に目が聴いてくれる。
普段から悟は私に甘過ぎるほど愛の言葉を囁くことが多いし、行為中なんて好きや愛してるをこれでもかというくらい連呼してくる。
五条「可愛いねA♡夜はもっといっぱいキスしてあげる♡」
…………実のところ、一度だけなぜ私に惚れたのか訊いたことがあった。
そしたら彼の回答はこうだ。
『最初は一目惚れだったかな。で一緒に過ごしているうちに可愛いな優しいな癒されるな守ってあげたいなって思ってさ、もうA以外の女の子見ても何とも思わないよね(恋愛的な意味でね)。Aだけがキラキラして見えるんだもん。僕にはもうAしかいないよ。愛してる』
サラッと愛してるとか言ってくるの日時茶飯事でもはや麻痺してもおかしくないレベル。
本当にズルい人…私ばかりあたふたしちゃう。
五条「A、僕から離れちゃダメだからね」
いつか私もこの人みたいに余裕を持てる日が来るだろうか。
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更紗和金(プロフ) - マリオットさん» 一気みしてくださったとは…とても嬉しいです。こちらこそこんな自己満足作品を読んでいただきありがとうございます! (2022年10月2日 18時) (レス) id: b1ab373c3f (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - 一気みしました!!すごいです!この小説書いてくれてありがとうございます!! (2022年10月1日 11時) (レス) @page3 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:更紗和金 | 作成日時:2022年9月25日 18時