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【Aside】
悟、ごめんね。
あなたは優しいから私を危険に巻き込みたくないって考えてると思う。
呪術師になって欲しくないって。
でも、私はまだ何も出来てない。
私はあなたに会うためだけに
悟と夏油さんが道を違える未来を変えるために、皆が幸せになる未来にするために私は時間を遡った。
だからここで離れるわけにいかない。
五条「…いつから考えてた?」
A「時折人の姿に戻れるようになってからかな。悟が時々私を連れて任務に行くことがあったでしょ?どういう仕事かは多少理解してるつもりなの」
五条「…そう」
悟はあまりいい反応を示さない。
想定済みだったとは言え、ここまでとは…。
A「危険な仕事だって分かってる。でも自分がこういう風になって尚更思うんだ。悟に助けてもらったみたいに私も誰かを助けられたらって」
五条「うん…」
うーん…すっごい不服そう。
空気でじわじわ伝わってくる…。
五条「とりあえず了解。夜蛾センに伝えとく」
A「ありがとう。ごめんね急に」
五条「いや、ずっと考えてたんだろ?」
A「まあ…はい」
呪術師になるまでまだ遠いかもな。
色んな意味で。
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作者名:更紗和金 | 作成日時:2023年12月18日 21時