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【NOside】



夜蛾から連絡を受け、時間前に指定された場所に到着した夏油。
その集合場所は解剖室。

今は人がおらず、夜蛾もまだ来ていないのか明かりも点いていなかった。
こんな場所を指定するとは…一体どんな話なんだと夏油は眉間をかく。


家入「あれ?夏油も呼ばれたんだ」

夏油「硝子」


家入も夜蛾に呼ばれたらしく、「さっきぶり」と言いながら歩いて来る。
Aに関わる事なら仲の良い彼女が呼ばれるのは当然かと納得した。


家入「何の話だと思う?」

夏油「Aの…これから?とか?」

家入「まあ、そうだよね。もう2月になるし、呪いも薄れてきた。解呪は目前。家族だって心配してるでしょ?高専(ここ)に居続けるより…」


家入の言葉を遮るかのようにドアが開く。


夜蛾「待たせてすまない」


夜蛾も揃ったところで早速本題に入る。


家入「で、何です?解剖室(こんなところ)に呼び出すなんてただの話じゃないでしょ」

夜蛾「ああ。色々驚いたりするかもしれないが、先ずは聞いてくれ」

夏油「悟はいいんですか?」

夜蛾「悟から聞いた話だ」


五条から、という言葉で家入と夏油の顔つきが変わった。
二人の様子に夜蛾は話を始める。


夜蛾「悟はこの数ヶ月信用出来る筋を通してAについて調べていた。戸籍、住所、家族…だが、それらは何も見つからなかったそうだ」

家入「─!」

夏油「─…はっ?」

夜蛾「彼女の苗字は檜野(ひの)。その苗字に当てはまる家を全て調べたらしいが、Aの名前はなかったそうだ」


戸籍がない…?訳があって無戸籍なのか?
家族がいないというのは事故か何かで亡くなっているのか?


夜蛾「そして、本題はここからだ」


まだ何かあるのか。
既に頭が混乱しそうだと二人は眉をひそめた。


夜蛾「Aは術式を持っている」


.

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作者名:更紗和金 | 作成日時:2023年12月18日 21時

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