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【Aside】
入浴後、少し休んでお開きとなった。
硝子ちゃんが一緒に寝ようと誘ってくれていたのだけど悟がしがみついてきて断固拒否。
説得を試みたが、全然ダメで寂しくも硝子ちゃんとはおやすみなさいと別れた。
傑くんも部屋に戻って二人きりになる。
悟は私にしがみついたまま動かない。
A「うえぇ…硝子ちゃん…」
五条「浮気禁止」
A「そういうんじゃないよ〜友達のお付き合いだよ〜」
五条「ダメなものはダメ」
A「うわーん!」
不貞腐れた私は悟を無理やり剥がしてベッドにダイブ。
硝子ちゃんとお喋りしながら寝たかったのに…。
うつ伏せたまま悟をチラ見した。
悟は別に怒ってる感じもなく、私を慰めるように優しく頭を撫でてくる。
A「……悟、寝よっか。明日も普通に学校でしょ?」
五条「ん」
私が子供みたいな態度をとっているからか悟の方が今日は静かだ。
互いにワーワー騒いでも仕方ないっちゃ仕方ないけど…。
なんか普段と違う感じがしてちょっと落ち着かない。
調子が狂うってこういうことを言うのかな。
起き上がって布団と毛布を被る。
電気を消した悟も入ってきて、私を抱き寄せた。
五条「おやすみ」
A「ぉ、おやすみ」
???
キスくらいされるかと思ったけど…いや、私が勝手に想定して期待し過ぎてるだけか。
悟だって常にそんなことかんがえてるわけじゃないもんね。
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作者名:更紗和金 | 作成日時:2023年12月18日 21時