【呪術廻戦】呪術師になっても愛されて４【五条悟】

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【Aside】



朝食が終わり、お互い身支度もしたのに悟が駄々をこねている。


五条「やだー！仕事行きたくなーい！Aと一緒にいるー！」

A「伊地知さんが迎えに来てるんでしょ？行かなきゃ」

五条「やだー！離れたくないー！」


28歳児…。

立っている私に膝立ちでしがみついて離れない。
このやり取りをもう20分近くやってるし…。


A「もう時間過ぎちゃってるし、予定もどんどんズレちゃうよ」

五条「全部雑魚だから一瞬だもん！」

A「じゃあちゃちゃっと片付けてくればいいじゃない…」

五条「やだ！」


うーん…本当に子供を相手にしてるみたい…。
困ったなー…私も遅刻だよ。
(※何となく9時には出勤と考えてる)

外にどうやって連れ出すか考えていたらドアがノックされ、返事をしたら硝子さんが顔を出した。


家入「あーあ。やっぱりな」

A「硝子さん、ごめんなさい」

家入「いや、私は構わないけど…」


硝子さんがドアを全開にする。
彼女の隣には暗い表情を浮かべて縮こまっている伊地知さんがいた。


A「やっぱり…！ごめんなさい！」

伊地知「おはようございます…」

家入「寮の前で首を吊りそうな顔して立ってたぞ。五条、さっさと行ってやれ」

五条「行かない！」

A「すみません！今すぐ！」

五条「やだA！いつの間にそんな力つけたの！？」


離れない悟を引きずって少しずつドアの方へ行く。
そうすると観念したのか途中で悟が立ち上がった。


五条「んもー」

家入「結婚して早々にバカやって迷惑かけんなバカ」

五条「わあ硝子辛辣」

A「硝子さん伊地知さん、すみませんでした」

伊地知「いえ、任務に出向いていただければ私は…あ、それから」


伊地知さんから白い花を基調に可愛くアレンジされたバスケットを差し出された。


A「わあっ可愛い！」

家入「綺麗だな」

伊地知「七海さんと私からです。ご結婚おめでとうございます」

A「ありがとうございます！」

五条「七海は〜？」

伊地知「今日から地方へ出張なので私が」

五条「そっかーまっ、ありがと」


お花を受け取り、ローテーブルに乗せた。
こんな素敵なものを用意してくれたなんて…嬉しいな。


A「ありがとうございます。飾っておきますね」

伊地知「お喜びいただけて良かったです」

五条「仕方ないな〜今日はさっさと終わらせて伊地知を休ませてあげる〜」

家入「いつもそうしてやれ」


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