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【NOside】



毒島「本当だよ!ボクはやってない!」


必死に否定する毒島に対して五条は目隠し越しに冷たい目を向けていた。


五条「能力的には君の術式が一致するんだけど?」

パンダ「オイ、落ち着けよ悟」

真希「そいつにはアリバイがあるって言ってんだろ」


ジリジリと毒島を追い詰めていく五条の肩にパンダが手を乗せる。
真希も五条の前に身を乗り出し、毒島を庇った。


夜蛾「二人の言う通りだ悟。毒島は昨日二人と一緒に座学と実技指導を受けていた。担当していた補助監督も証言している。 “縛り” を交わしたこと忘れたのか?」


夜蛾に諭され、溜息をついた五条はパンツのポケットに手を入れてその場から壁際に移動し、凭れかかる。
真希もパンダもやれやれと盛大な溜息をついた。

涙目になっていた毒島は夜蛾から貰った黒いテディベアを抱き締めながら震えている。


五条「で、何か分かったことは?」

夜蛾「野々宮や棘が気配を気付かなかったことから相手が人間、呪詛師であることは明らか。そして棘もAも相手の姿を見ていない。Aの首の後ろに針が刺さっていたことから直線上の真後ろから攻撃したと考えられる」

パンダ「おそらく帳の中に既に潜んでいた可能性が高いな」

真希「そしたらAがそこに行くって事前に知っていたことになる」

パンダ「内通者か…」


ただでさえAの存在は一部にしか伝えられていない。
そうなると疑う人物は限られてくる。
信頼しているはずの仲間を疑わなければならない状況に誰もが眉を顰めた。


五条「探り合いなんてしたくないけど、場合によっては…だね」

夜蛾「一先ずAには申し訳ないが、早々に休職してもらおう。もしまた狙われることがあったら厄介だ」

五条「そうですね。僕もそれで異存はありません」


近しい者たちへの聴取、高専の警備を強化。
Aが外出する際には五条の許可を取ると共に最低は二人以上が警護につくこと。
彼女には肩身の狭い状況になってしまうが、危険が迫っている以上我慢して貰うことになる。


狗巻「こんぶ…」

五条「うん、Aのところに行ってあげて」

パンダ「俺たちも行くか」

真希「恵たちにも伝えとくか」


一旦解散となり、先に狗巻・パンダ・真希が会議室を出てAの見舞いに医務室へ向かった。
部屋に残った夜蛾と五条が警備の相談をしている中、壁際に立つ毒島は手に汗を握っていた。


.

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ナミ(プロフ) - 更紗和金さん» 本当ですかー!嬉しいです(^^) ありがとうございます!これからも楽しみにしてます! (5月7日 17時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
更紗和金(プロフ) - ナミさん» いつもありがとうございます!実はこの先(まあまあ先になるかと思いますが)にその辺りを含めた解決編的な話も書くつもりでいます。お待たせすることになりますが、それまでお付き合いいただけたらと思います。宜しくお願い致します! (5月7日 17時) (レス) id: e4b469bd7a (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - いつも読ませて頂いてます! 質問ですが、夢主ちゃんが何故ねこの姿になっていたか(非術師のころの生活 )とかの過去編(?)を書かれる予定はありますか?もし良ければみたいです…! これからも楽しみにしています! 無理せず頑張ってくださいー! (5月7日 16時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
更紗和金(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます。頑張って書きます! (2023年4月20日 21時) (レス) id: e4b469bd7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 更紗和金さん» むしろ続きが気になります (2023年4月18日 21時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:更紗和金 | 作成日時:2023年3月14日 21時

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