君との距離は数センチ (ページ7)

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your side

あとで屋上集合ね

職員室で次のクラスの準備をしていると

ピコン

なんて通知を知らせる私のスマホ

あ「やば…」

これは完全にヤバイやつ

普段はあんなに冷静なのに

今日だって

チラッと彼を見たけれどそんな表情してなかったよね！？

私は一度トーク画面を閉じて

次のクラスへと向かった

キーンコーンカーンコーン

4時間目終了の合図が鳴る

ガチャ

お昼になりやってきた屋上

なんで彼がここに来れるか未だに謎だけど

保健室の井上先生が鍵を渡したとかなんとか

生徒だよ！？って思うけど

井上先生も掴めないとこあるからな～

「ねぇ遅い」

ドアを開けて呑気にそんな事を考えていたら

横から聞こえた彼の声

あ「ごめんね。4時間目の授業少し伸びちゃったから」

私に向かって口をとんがらせる彼は

そんな口をしても綺麗で整っていて

「朝だって、気が付いたらいなかったし」

あ「それは今日門当番だったから」

きっと彼は何もかもが今不満なんだろう

ああ言えばこう言うな気がして

あ「ごめんね。光成」

彼の頭を撫でた

檜「またそうやって子ども扱い！！もう！」

イヤイヤなんて首を振るけど

それがまた可愛くて

頭を撫で続けていたら

あ「きゃっ！」

突然手首を引っ張られて

彼の胸へダイブしてしまった

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ちろるちょこ