ブラコン ページ7
案内された家は綺麗で
少しも埃っぽさを感じない
ジンのセーフハウスには行ったことがあるが
ここまで生活感はなかった
ここはジンの本当の家なのではないか?
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『ここで暮らせ』
そう一言言われても、色々と疑問が飛び交う
「…ジンは何で俺を助けた?」
『さぁな』
何を考えているのかわからない
とりあえず、バーボンに俺が無事なことをどうにかして伝えたい
少しでもあいつを安心させたい
『…仲間に連絡するなり何なりとしろ
だが、絶対に上層部には連絡するなよ』
いっている意味がわからない
何故、俺を助けた?
何故、ここにつれてきた?
何故…頭がこんがらがってくる
『それと』
まだなにか!?
『少し出掛けてくる…一応、ここから離れるな
迎えにも来させるな。後、料理はできるか?』
「い、一応基本的な物は」
出鼻をくじかれた。
バーボンに連絡してここから出るつもりだった
『なら、冷蔵庫に材料が適当に入ってるから作ってくれ。あぁ、風呂も沸かしとけ』
やはり此処はジンの本当の家なのか?
『すぐに帰ってくる、おとなしくしとけ』
ナデナデ
「えっ、ちょっ」
ガチャン
いってしまった…
頭を撫でられた時に少しばかり兄のことを思い出した俺は断じてブラコンではない
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作者名:独好 | 作成日時:2020年3月31日 17時