リア恋、始めました【Yuto.t】

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___普段なら、休演日はレポが回ってこなくて退屈だなぁ、……なんて思うけど、


今日はわけが違うのです。




「Aちゃん、ぼーっとしてるけど大丈夫？」


『へ、いや、はい！』


「それどっち？」




ファンの子に見つかったらマズイから、と指定されたカフェ、というか喫茶店に行くと、優斗くんが笑顔で手を振っている。


……幻覚じゃないよね？何回もスマホの画面確認したもんね？


優斗くんに手招きされるまま近くに行くと、隣どうぞ、と椅子を引いてくれる。


え？なに？……好き。




『優斗くんおしゃれなお店知ってるんですね』


「……実はみずっくんに教えてもらったの」




俺おしゃれとはかけ離れたところにいるから！と笑った。


確かにセンスはあれだけど、優斗くんは顔がブランドなので！




「てかさ、一個？しか変わんないんだから敬語使わなくていいよ？三個下にバッチバチにタメ口呼び捨てされてるからね」


『猪狩くんと作間くん？』


「そ、でも二人とも先輩だけどね」



優斗くんの隣に座って、まるでお友達のように話している、まだ夢を見てるみたいで、なんかふわふわする。




「Aちゃん何にする？ちなみにクリームソーダが美味しいらしいよ、これもみずっくん情報だけど」


『じゃあそれにします』


「あ、敬語！」


『ごめんなさい、つい』


「敬語使ったら罰ゲームにする？」




例えば、敬語使う事に俺の好きなとこ10個言うとかー？と楽しそうに首を傾げる優斗くん。


それ罰ゲーム？優斗くんの好きなところを挙げるなんて日常だけど？




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