リア恋、始めました【Yuto.t】

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「だ、大丈夫ですか？！」


『だいじょ、ぶ、れす』




優斗くんの声で意識が呼び戻され、なんとかシャキッと立つ。


えっ、と幻覚？妄想？夢？


ついに優斗くんのことが好きすぎてここまで来ちゃったか〜〜！




「ふふ、面白いね、現実だよ？」


『げ、げ、現実？』




どうやら現実らしい、目の前にいるのは優斗くんで、私の腰を支えてくれてるのも優斗くん……、


死んでもいい！今日の帰り、死んで、生きる！


アレ、支離滅裂だ。




「俺のファンの子で合ってますか、」


『そ、そうです、大好きで……、あ、いや、なんでも、』


「大好き？……ありがと、」




大好き、に対してありがと、って！ありがとうって言われた！


くう、生で見る優斗くんやっぱりかっこいい、


クリエの次元じゃない近さ、


当然プライベートだからすっぴんだけど、優斗くん光り輝いてる。




「え、と、注文してもいい？」


『あ、はい！喜んで！』




注文を受けて、こんなに嬉しいことなんてなかった。


てか優斗くんカルピス飲むんだ！可愛い！


この間のYouTubeでも飲んでたもんね！


周りの人はお酒を飲んでるのに、ソフドリなのもさすが！


いつもは適当に作るけれど、薄くならないように計って、コップなみなみに注いだ。


依怙贔屓？だって、好きなんだもん、優斗くんが！


これくらいしてもいいでしょう？




『お待たせいたしました、』


「ありがと、」




ああ、好き、


またこれでリア恋拗らせちゃいそうだ。




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