同居人のリュウセイ4

そんなこと ページ6

…



あれから、2日が経った。
あいつはまだ仕事に行っていない





俺が無人のようなその部屋に声をかけても『今日は会社休み』っていうだけや


そんな会社あるか！





なんか、もういてもたってもいられんくなって俺はあいつの部屋を開けることにした。





藤井『なあ、開けるで？』




罪悪感はあった。
一応女の人の部屋やし。



でも、3日間1回も顔を見ていないし、そもそもこいつ生きてるんか？って疑問もあったし。




俺は禁断を冒した。




……




…この人はそこまで几帳面ということはないんやろうけど、服に皺があるような雑な人でもなかったはずやんな…



なのに…服はその辺に散らかってる。
スーツもその辺に投げられてる、



ベットの上には死人のような顔であいつが寝っ転がってた。




藤井『…ホンマにどうしたん？会社。休みやないんやろホンマは』




俺は涙が浮かんでるあいつに問い詰めてみた



『違う。休み』



この期に及んで嘘をつくのも腹が立ったし、
そんなに俺は信用されてないんやなって思うと情けない気分や




藤井『じゃあ、そのスーツ。なんで投げてあるん？』






『ちがうもん』





何が違うねんめんどくさい女やな
おれはいつも世話焼かれる方やねん
世話焼くとかめったにないねんで？

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