同居人のリュウセイ3 (ページ38)

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正義の味方ページ38

…

いやいや、俺ってこんなに正義感強かったっけ？

桐山『…やばいんちゃう。流星、伝えてあげてや。早くしないと、あいつ惚れっぽいで』

藤井『いや、でも……別に惚れたなら惚れたで別に…俺には関係ないし…』

桐山『…ちょっとにぶちんやな…流星は。』

藤井『……はぁ？にぶちん？なんやねん。』

…

桐山『別にどうでもええけどさ、お前もあいつに救われたこと沢山あるんちゃう？……なんか、下心とか抜きにしてお前にそういう気持ちないん？

なかったとしたら……それは、見損なったわ。
…でもな、今あいつを救えるのは流星。お前だけやで。』

…

救われたこと

部屋を貸してもらって、社員皆が言えなかったことあの人だけはバーって言って、……俺を

俺を、孤独から抜き出してくれた人。

下心じゃない。これは下心なんかやない。

藤井『ふっ、照史。死んだら葬式してな。』

桐山『大丈夫やろ。なんかあったら淳太くんに電話しい。金で解決してくれるから。』

……

電話を切ったら、虹色帝国ホテルへ向かおうとした。

実は、俺が一次試験を通過したホテルもこの虹色帝国ホテルだったりするんやけど。