実力と本気 ページ34
…
お見合いの当日はいつもより2時間ぐらい早く起きて、化粧して、なにして。
でも、早く起きすぎたことに気づいて、そわそわして。
そわそわしすぎて、大変になったから撮りためたドラマとか見たりして。
藤井『ふぅ……あぁー。』
…ソワソワしてたところにちょうどなんか呑気な藤井くんくんが起きてきた。
『…あ、おはよ。』
藤井『はーよ。………あぁ、今日なんやー』
『うん。そう。』
藤井『あぁ、頑張ってや。』
何を頑張るのかよくわかんないけど、ちょっと自信がついた。
お見合いなんて生まれて初めてだから未知の世界というか…なんというか。
何話せばいいのかとか、沈黙来ないかとか…すごい…不安で心配で
『…ふっ、…ありがと。…頑張ってくるわ』
藤井『おん。…お見合い成功したらなんか奢ってな。』
『それは、相手の方に直談判おねがいしますよ!』
あぁ、なんか心地いいぞ。
ゆるーい会話。
そして、鏡の自分と向き合って最終チェックをする。
毛穴とか、唇とか。
特に鼻の毛穴はすっごい開きやすいから。
気をつけないとダメだわ
『…じゃあ、行ってくる』
藤井『おん。』
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作者名:ぷよ | 作成日時:2019年3月14日 23時