恋愛偏差値 ページ16
…
母『ほら、あんたが連れてきた……あの…』
『なによ。』
母『あのガラの悪い…なんだっけ。』
……
げっ。
『いや。それよりさー…あの、』
彼の名前を思い出される前に話を逸らそうとしたけど
母『そうよ、室くんよ!……あの、ちょっとガラの悪いね〜、懐かしいわねぇ〜…あんたあんなんが好きだったのね〜』
『うあぁ〜〜!!!!』
なんでこの人、メガネとかスーパーのチラシとかすぐ場所分からなくなる癖にこういうことだけはバッチリ記憶してるかなぁ
『……いや、あれは…その…ちがくて。』
母『あんたって、昔からそう。なんか、見た目ちょっとガラ悪そうなの好きよね』
母に笑いながら言われる
まあ
確かに。
母『まぁ、そういえばこのお見合いする人もアンタの好みでは……ないけど、まぁ、会えば大丈夫なはずよ!』
その自信はどこから来るのか本当に知りたい。
『じゃあ、その人の写真送って。LINEでいいから。』
母『そんな失礼なことできないわよ。…アンタの家、明日行くから。』
……まてよ、
転職したこと言ってないから、引っ越したことも言ってない。
しかも、こんなヒモ付きとか言ってない〜
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作者名:ぷよ | 作成日時:2019年3月14日 23時