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メンチさんに声を掛けられて現実に戻ったボクは、カードをポケットにしまった。
「ところで、えっと…他の合格者の人達は今どこに?」
「あぁ、彼等なら今は簡単な講習受けてるわよ。そろそろ終わるんじゃないかしら?」
「講習ですか。ボクはどうすれば?」
終わっちゃうなら、別で受けるのかな。
「んー、そんなに時間も掛からないし別で受けるって事になるんじゃないかしら?とりあえず待ってなさい。」
「はーい。」
それから少しして、ドアを開けて現れたのはゴン、クラピカ、レオリオ。ゴンはハンゾーさんに折られた腕を吊っていて、クラピカも所々絆創膏や湿布が貼られてる。
「3人とも、合格おめでとう!怪我大丈夫?」
「それはこっちの台詞だよ。」
あれ?なんか、ゴンが怒ってる?何で?
「目が覚めたらルイナがキルアにやられにいって今は意識不明って聞かされて、オレが怒らないと思う?」
「ごめんなさい。」
思わず即答で返した。言われてみればそうだよね、うん。本当にごめん。というか、ボクよりゴンの方が早く意識が戻ってたんだね。
「今回はほんっっとうに肝が冷えたんだからな!?オレの前で死のうとするたぁいい度胸じゃねぇか!」
「ご、ごめんね!」
レオリオにも怒鳴られた。クラピカはずっと怒りの目でボクを見ている。それが一番効くんだよぉ……流石クラピカよく分かってる!
「……それで、どうして自分からやられにいったんだ?」
「目が怖いよクラピカ…………だって、あそこで出ていかなかったらキルアが……人を殺しちゃうじゃん?
あんまり考えたくなくて、目が泳ぐ。ボクへのお叱りムードが一転して空気が重くなる。
「だからその……見たくないなぁと思って!」
体にのし掛かってくる様な重い空気を払う様に少し声を大きくして言葉を終わらせた。続ける様に話題を変える。
「そう言えば、講習はもう終わったの?」
「あ、うん終わったよ……そうだ!ルイナ、ククルーマウンテンって知ってる?」
………oh。
「知ってる、というか行った事もあるよ。ククルーマウンテンがどうしたの?」
「そこの頂上がキルアの家なんだ。オレ達は行くつもりなんだけど、ルイナも来る?」
「行く。」
行くけどあそこには嫌な思い出しかないなぁ。その後メンチさんが言っていた様に別で講習を受けて、お医者さんから「過度な運動厳禁」とのお達しを貰って漸く、ボクは建物を出たのであった。
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お久しぶりです。
失踪はしないという事でご容赦下さい。
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星咲夜空@スマホ(プロフ) - 白瀬さん» 別アカから失礼します。返信遅くなって申し訳ありません!文字数制限やモチベーションと戦いつつ頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年11月7日 21時) (レス) id: 2efeb2cec1 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - とっても読みやすいです。更新頑張ってください!応援してます。 (2019年8月22日 1時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 気まぐれ猫さん» あー、それはちょっと難しいですね。そうなると台本書きになってしまうし、意外と文字数を使うので…。でも、誰が喋っているのか分かりにくい個所は何個かありますね。後々直していこうと思います。感想とアドバイスコメントをありがとうございました!頑張ります! (2019年1月12日 12時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
気まぐれ猫(プロフ) - 面白いです!出来れ場ですけど「」の前に誰が喋ってるか書いてくれると嬉しいです!更新頑張って下さい!! (2019年1月11日 21時) (レス) id: 5edabe2416 (このIDを非表示/違反報告)
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