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何だろ？
ちょっとあっちの出方を窺ってみるか……？
ナイフを構えなおし、ヒソカの動きに注目する。
そうしたら、ヒソカはキョトン、と目を瞬いた。
「……ひょっとしてキミ、無意識かい？」
「…………え？」
無意識？何が？
思わず本気で首を捻る。
無意識……この体に沁みついた“何か”？
突然、ヒソカがトランプを投げつけてきた。
反射的にナイフで一刀両断する。
視界をヒソカに戻すと、トランプ片手に迫ってきていた。
怖い怖い怖い来るな殺人鬼！
パニックになると同時に、ボクはヒソカがトランプを持っていない方に重心を持ってきて、ナイフでヒソカの腕に一筋入れつつ攻撃をかわした。
このまま逃げたかったけどそうはいかず、トランプがボクの腕や頬を掠める。
ボクはナイフを大きく横に振りながら後ろに跳んで距離を取った。
今度はさっきよりも遠くに。
いつの間にか詰めていた息を吐き、思考も正常に戻ってくる。
「…………なるほど、そういう事か♠」
「え、何。」
どういう事？
なんて思ってたら……。
「まいった◆」
「………は！？何で！？」
「今のキミと戦うのは面白くないと思ったから♣」
え、いやでも……えー？
釈然としないまま、ボクは合格した。
……取り合えずレオリオ達の方に戻るか。
リュックにナイフを戻して背負う。
いやー、でもよかったよ、ここで合格できて。
思考速度も体に追いついてきたし。
「ルイナ、お疲れ。」
「キルア！」
まさかキルアに労ってもらえるとは。
思わず笑みが浮かぶ。
「ありがと。」
素直にお礼を言っただけなんだけど、ふいと視線を逸らされた。
こういうのに慣れてないんだなー。
ちょっと微笑ましく思ってると、レオリオに声を掛けられた。
「ルイナ……お前、意外と強かったんだな。」
「まーね。」
一応トリックタワーでも戦ってるけど。
まさかヒソカと戦えるとは思ってなかったって事なんだろうなぁ。
そう思いつつクラピカの方を見ると、優しく微笑まれた。
「お疲れ様、ルイナ。
……そういえば、試合中にヒソカが言っていた[無意識]について心当たりはないのか？」
「あぁそれ？
多分、ボクが記憶喪失になる前が関係してるんだとは思うんだけど。」
「そうか…」
「ちょっと待て！」
クラピカと話してると、レオリオが割り込んできた。
「ルイナ、お前記憶喪失ってなんだよ。」
「あれ、レオリオには話してなかったっけ？」
ボクは数週間以上前の事を覚えてない事、でも知識は残っている事、特に記憶を戻そうとは思ってない事を話した。
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星咲夜空@スマホ(プロフ) - 白瀬さん» 別アカから失礼します。返信遅くなって申し訳ありません！文字数制限やモチベーションと戦いつつ頑張ります！コメントありがとうございました！ (2019年11月7日 21時) (
レス) id: 2efeb2cec1 (このIDを非表示/違反報告)
白瀬 - とっても読みやすいです。更新頑張ってください！応援してます。 (2019年8月22日 1時) (レス) id: 07b463bee0 (このIDを非表示/違反報告)
星咲夜空(プロフ) - 気まぐれ猫さん» あー､それはちょっと難しいですね｡そうなると台本書きになってしまうし､意外と文字数を使うので…｡でも､誰が喋っているのか分かりにくい個所は何個かありますね｡後々直していこうと思います｡感想とアドバイスコメントをありがとうございました！頑張ります！ (2019年1月12日 12時) (レス) id: b950053151 (このIDを非表示/違反報告)
気まぐれ猫(プロフ) - 面白いです！出来れ場ですけど「」の前に誰が喋ってるか書いてくれると嬉しいです！更新頑張って下さい！！ (2019年1月11日 21時) (レス) id: 5edabe2416 (このIDを非表示/違反報告)
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