【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

3話・不思議な子 ページ9

私が､思わずそんな事を口走った時｡知っている様で知らない声が聞こえた｡

？「うっせーな…」
(春菜だって似た様なもんじゃねーか…)

いや､キミじゃなくて新一の事を言っただけで……って､ん？

春菜「誰？そこにいるの……」

声は机の後ろ側から聞こえてきた｡そんなところに隠れられるなら､子供かな…声も幼かったし｡それに…

阿笠「い､いや､この子はその…」

焦りすぎだよ博士！やましい事がありますって言ってる様なもんだよ！私じゃなくても気になるよ！…何を隠してるんだろう？
私が考え始めた時､小学校低学年くらいの男の子がフラッと机から出てきた｡なんかどこかで見た事がある様な気もする｡

春菜「えっと…大丈夫？」

蹲る男の子を､少し強引にこっちを向かせる｡
……黒縁メガネを掛けたその子に､ほんの少しの既視感を感じた｡ずっと昔に会った様な…けど､いつまでも固まっているとこの子や阿笠博士に心配を掛けちゃう｡そこまで考えて思考をストップさせた｡
…色々考えたけど､一言いわせて欲しい｡

春菜「この子…かわいいっ♪」

思わず抱きついてしまうぐらいにはかわいい！

春菜「博士､この子だれ？」

阿笠「ワ､ワシの遠い親戚の子じゃ…」

春菜「へぇ…」

親戚…こんなかわいい親戚がいたのか！いいなぁ､博士｡

春菜「あ､いきなりごめんね｡」

言いながら手を離す｡見知らぬ人に抱きつかれるってキツイものあると思うし｡さて､質問責めは流石にどうかと思うから1つずつ質問していこう｡

春菜「それで､キミはいくつ？」

？「じゅうろ…じゃなくて…6歳！」

……聞き捨てならない言葉が聞こえた様な気がするけど､突っ込んではいけない気がするのでスルーしよう｡

春菜「じゃあ､小学一年生か…名前は？私は毛利 春菜｡」

なんか､すっごい焦ってるんだけど､何で？名前聞いただけよね？

？「えーっと……(！？)コナン！！」

………え？


コナン「ボ､ボクの名前は､江戸川 コナンだ！」


…………江戸川 乱歩とコナン・ドイル？……偶然だったらすごい｡

春菜「コナンって､珍しい名前だね…」

コナン「ボクのお父さんがコナン・ドイルのファンだったから…」

ああ､なるほど｡苗字は偶然なんだ…それでもすごいな､自分の息子に【コナン】って…｡
……なんか､新一が付けそう｡……いやいやいや何考えてんの私！？

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ラッキーめいげん[現在､全31言]

静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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