【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

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「オレは､ホテルにいたあのガキを､たまたまさらっただけだ…仲間なんていねーぜ…」

小五郎「なんだと?じゃあ､お前はお嬢さんが監 禁されていた場所から､また誘拐を!?」

「監 禁!?笑わせんな！あのガキ､ホテルのレストランで一人でのんびりメシ食ってたぜ…」

ん?ん?ん?

小五郎「どういう事だ?じゃあ､最初の誘拐事件はいったい…?」

………んーっと…きょ､狂言とか?あ､なんかしっくり来た｡

晶子「あのね､パパ…本当は…」

執事「い､いけません､お嬢様;;」

何かを言おうとした女の子を止める執事さん｡それが依頼人さんの怒りを買った様で…｡

旦那様「何だ､貴様､まだいたのか?とっととワシの前から…」

なんて拳を構えるものだから､止めた方がいいかと思ったんだけど､それよりも早く女の子が執事さんを庇う様に前にでた｡

晶子「やめてパパ！麻生さんは悪くないよ！」

執事「お､お嬢様…」

晶子「悪いのは晶子よ！だってこの誘拐事件を考えたのは､晶子なんだもん！」

旦那様が驚いている｡かくいう私も驚いた｡狂言だなんて､半分あてずっぽうだったのに…当たるとは｡そして､女の子はその理由を話し始めた｡

晶子「三年前にママが死んでからも､パパは仕事ばっかり……全然晶子に構ってくれない…いつも一人でさみしかったよ……だから…パパの会社が休みになったら､パパと一緒にいられると思って､麻生さんに手伝ってもらってこの誘拐事件をおこしたの……この計画､麻生さんは反対してたのに､ムリヤリ晶子がお願いしたの！だから悪いのは晶子一人よ！怒るんなら晶子を怒って！パパ！」

小五郎「なるほど…最初の誘拐は狂言だったというわけか…」

狂言誘拐をするほど､さみしかったのかな……｡

旦那様「麻生…いくら娘に頼まれたとはいえ､おまえのやった事は許し難い…」

執事「ハ､ハイ…」

旦那様「罰として…ただちに明日から一週間の旅行を手配しろ！場所は､晶子の行きたがっていたオーストラリア！人数はもちろん､晶子とワシの二人分だ！」

晶子「パパ！」

執事「だんな様！」

旦那様「いやまてよ､今週は重役会議が…来週は株主総会…その次も……」

晶子「パパァ…?」

執事「だ､だんな様…」

旦那様「い､いつか必ずなっ！」

小五郎「なにはともあれ､一件落着ですなー！」

そうだね……あ､コナン君のケガを手当てしないと｡えっと､服は後で洗濯するとして､絆創膏と包帯かな…｡備えあれば憂いなしってこの事だね｡

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ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーめいげん[現在､全31言]

静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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