【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

1話・ありふれた日常 ページ2

蘭「春菜､一緒に帰らない？確か今日はバイトなかったわよね｡」

春菜「うん！一緒に帰ろう」

やった､久しぶりに蘭姉と帰れる♪





蘭「それでね…」

春菜「うん…あれ？蘭姉､あそこにいるのって新一じゃないかな？」

「ねえねえ聞いた？あの高校生探偵､またお手柄なんだってー♪」
「聞いた聞いた､すごいよね！」
テレビ《まさに彼こそ､日本警察の救世主と言えましょう！》

新一「ククク…ハッハッハッハ！！」

そんな賛辞が嬉しいのか､声を上げて笑っている私達の幼馴染､新一｡
また事件を解決したのか…ホント､すごいよなぁ……あれ､蘭姉？
…あ､新一に空手着当てようとしてるのか｡

バフッ
蘭「バッカみたい！ヘラヘラしちゃってさ！」

春菜「油断は大敵だよ､新一」

新一「春菜､蘭…なに怒ってんだよ？」

春菜「私は別に怒ってないよ…心配してるだけ｡」

蘭「私も別にー？新一のせいでお父さんの仕事が少ないからって､怒ってなんてないですよー！」

新一「あれ､あの人まだ探偵やってたのか？でも仕事が来ないのはオレのせいじゃなくておっちゃんの腕のせいだと…」

蘭「ホホホ…」

春菜「…；」

これは､怒ってるな｡笑顔が怖い｡

ドコッ
蘭「だから､怒ってないって言ってるでしょー？＾＾」

蘭姉の拳は､新一の目の前を通って電柱にヒビを入れていた｡

新一「さ､さすが空手部女主将…」

春菜「相変わらず蘭姉は強いよねー」

新一が顔を青くしている｡うん…まぁ仕方ない｡私は､今どれくらい強いんだろ？

「ボール取ってー！」

そこに､サッカーボールが転がって来た｡新一が軽く蹴り返す｡

新一「ん…ほらよ！」

蘭「新一だってサッカー部やめてなかったら､今頃は国立のヒーローだったのに……それに春菜も､きっと私より強くなってたのに…」

春菜「…言ったでしょ､前からバイトやってみたかったって｡だから大丈夫だよ！」

言えない……ホントはただの好奇心だったなんて！うぅ……やっぱムリだ今度ぶっちゃけよう｡

新一「オレは､サッカーは探偵に必要な運動神経をつけるためにやってただけだよ…ほら､ホームズだって剣術やってたし…」

蘭「あれは小説でしょー…」

新一「でも､みんなが知ってる名探偵だ！」

でた…新一はホームズの大ファンだ｡今も､冷静沈着とかバイオリンがプロ並とか､熱くなっている｡

新一「小説家､コナン・ドイルの生み出したシャーロック・ホームズは､世界最高の名探偵だよ！」

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静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

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