【名探偵コナン】蘭の妹はチートな人見知りです

　・ ページ24

コナン「わずかですが､死体のまわりにぬれた跡があります…」

なぜか死体のそばにあるイスだけが､荒らされた室内で立っている事､暑すぎる部屋の温度…

死亡推定時刻がどうのこうの言い出したところで､お父さんに殴られてしまっていた｡

目暮「その子は？」

小五郎「知り合いから預かっている子ですよ…仕事の邪魔するなって言ったろっ!?」

たんこぶが出来てる…;;

目暮「どうだ?死因はわかったかね?」

「やはり､背中に刺さった包丁によるものです…おそらく即死だったでしょう…」

私は別に耳がいい訳ではないつもりだけど､同じ部屋の中じゃ嫌でも聞こえてくる｡

目暮「あの包丁は､あなたの物ですか?」

ヨーコ「え､ええ…」

目暮「では､あなたの指紋がついていても当然という訳ですな…」

ヨーコ「は､はい…」

山岸「ま､まさか､ヨーコを疑ってるんじゃ…」

目暮「誰だね君は?」

山岸「ヨ､ヨーコのマネージャーの山岸です…」

目暮「で?お二人は被害者に見覚えは?」

ヨーコ「そ､それが…」

山岸「怖くて､まだよく見てないもので…」

目暮「じゃあ､しっかり見てもらいましょうか…」

頬を掻く目暮警部｡遺体にそーっと近づくヨーコさんと山岸さん｡

ヨーコ､山岸『!?…あ…あ…』

酷く動揺して後ずさる二人｡どうかしたのかな……単純に遺体が怖いってだけじゃない気がする…｡

目暮「見覚えがあるんですか?」

……そう､なのかな｡

山岸「い､いえ､もっと近くで見ないと…」

怖いって言ってたのに､大丈夫かな…｡
すると､床の血溜まりに足を取られたのか､遺体に被さる様に倒れてしまった｡

山岸「うひゃああ」

すぐに飛び退いた山岸さんだけど､遺体の指から何かを抜き取っていた様な気がする…｡
でも､確認する勇気なんてないし…｡
そう思ってたら､山岸さんが何かをポケットに入れ損ねた様で､その何かが床に落ちた｡あれを取るくらいなら私にも…｡

タタタ…パシッ

そう思ってたんだけど､コナン君が先に足で踏みつけて動かない様にしていた｡…コナン君も､何か抜き取るところを見てたのかな?



目暮「窓にはカギがかかっているし､ここは25階…外部からの侵入は不可能に近い…となると､入口はあの玄関のドア1つ…そして､凶器からは､ヨーコさん以外の指紋は出なかった…つまり犯人は､この部屋の主のあなたしか考えられない…」

そう言ってヨーコさんに視線を向ける目暮警部｡

ヨーコ「そ､そんな､私人殺しなんか！」

私もそう思う…｡

　・→←　・

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーめいげん[現在､全31言]

静香「アホ！命に人のも自分のもあらへん!奪ったらアカン大事な物や!それを絶つアホは､みんな人殺しと同じやねんで!なんぼそれが自分の物でもな!」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す