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〜
風「…ぅし、じゃ、終わりにするか。」
あぁ、本当に先生との時間は早く過ぎてしまう…
貴「じゃあ、さよなら」
風「今日も送ろうか?」
貴「いえ…
中島先生に呼ばれているので。」
風「そっか。気をつけて帰れよ。」
本当は
送ってほしかった
なるべく近くにいたかった
でも
しょうがない
貴「ハァ…」
私はため息をつきながら職員室に向かった
〜
中島先生に連れられて職員室近くの空き教室へ
健「…で、気持ちは変わらない?」
貴「変わりません」
誰がなんと言おうと
この気持ちは変わらない
健「でも、風磨に松島さんの想いが届くとは限らないんだよ?」
それでも
貴「構いません…」
健「もし、想いが届かなかったら?」
貴「その時はもう…
諦めます」
先生の迷惑になることはしない
覚悟はできてる
健「…わかった
でも
手助けはしないよ」
貴「!ありがとうございます。」
健「もう暗いから。
気をつけて帰ってね」
貴「はい。さよなら」
本当は相談とか乗ってほしいけど、手助けはしないって言われたし
わかってもらえただけで充分だ
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シャコ - 素敵な作品ですね!続きが楽しみです。頑張ってください!! (2018年11月28日 21時) (レス) id: ce557c621f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜空の月花 | 作成日時:2018年11月18日 1時