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『嵌められたァァァー!!!!!』
結局、Aはそのまま部活を見学し、入る方向へと進んでしまったのだ。春奈もその後しれっと入部届けの紙をAに渡していた。
水鳥「なんだよ。人聞きが悪いな」
『ほんとのことでしょ!!』
茜「ごめんね〜でもAちゃんなんか羽切が悪かったっていうかなんか踏んぎりついてない感じだったからどうせなら...ねっと思って」
『...うっ...合ってるけど...ねっじゃない!!』
これからどうしよう。
でも、このまま男の子に苦手意識を持っても仕方ないし、リハビリと思えば...
京介「おぃ、A」
『わっ...なっ何?』
苦手とも好きともいえない昔からの幼馴染が声を掛けてきたので首を傾げた。
京介「...今日は送る」
『えっ!?...あーうん。わかった。』
まだイライラしているのかと思えばそうでも無さそうだと思いほっとした。
「「お前らはどう言う関係なんだ?」」
2人の声が揃って聞こえて振り返るとそこには神童と霧野が立っていた。
『何2人してハモってんの??...さっきも言ったけど私と京介はただの幼馴染だけど...ていうか違ったら何かあるの?』
神童「...そーゆわけじゃ」
霧野「ないけど...さ。」
ごにょごにょしてる二人を見て首を傾げて何も無ければいいかと思った。
水鳥「...鈍いな。」
『水鳥...何が鈍いの?』
京介「...はぁ、相変わらずだな」
『えっ!?だから何が?』
頭の中ははてなマークがいっぱいで皆が何を言ってるのか理解出来なかった。
天馬「A先輩!!」
『なにかな?...天馬くん』
そこの会話に入ってきた天馬がにっと笑っていた。
天馬「今日、秋ねえがごちそう作るって言ってたんでたぶんA先輩呼ぶつもりだと思うんでよかったら一緒に帰りましょう!!剣城も一緒だろ?」
後ろに立っていた、少年にも太陽のような笑顔を向けて笑う。
京介「...あぁ。」
天馬「よし!!じゃあ、決まりだな。俺着替えてくる。」
天馬はすぐに走って更衣室の方へと掛けていった。その様子を見てほかのメンバーもぞろぞろと更衣室の方へと歩いて行く。
京介「...あっA」
『何?』
更衣室に向かおうとした相手は何かを思い出して振り返ってきた。
京介「今度、病院行くだろ?」
『...うん。行くつもり。』
京介「...そうか。兄さんに言っとく」
去っていく相手を見て少しだけため息を漏らす。
そう、私の初恋は。
剣城京介の兄である、剣城優一だ。
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蝶華(プロフ) - 風丸&佐久間LOVE♪さん» わぁ、ありがとうございます。頑張って更新していきますのでどうぞよろしくお願いします。 (2018年9月23日 23時) (レス) id: 20a0ebffbc (このIDを非表示/違反報告)
風丸&佐久間LOVE♪(プロフ) - すごく面白いです!毎回楽しみにしています!これからも頑張ってください (2018年9月19日 13時) (レス) id: 65424af2aa (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます。頑張って書いてるのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年9月18日 5時) (レス) id: 20a0ebffbc (このIDを非表示/違反報告)
結衣 - すごく面白いじゃないか~!(ノ-_-)ノ~┻━┻ (2018年9月13日 17時) (レス) id: a3f14ad183 (このIDを非表示/違反報告)
蝶華(プロフ) - しゃむ月さん» 本当ですか!!そんなこと言ってもらえると嬉しいです (2012年11月3日 19時) (レス) id: ea405326ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶華 | 作成日時:2011年12月24日 19時