化粧をして不細工に [すとぷり]

10話 ページ14

A視点


『莉衣さん？』


り「...A......」


『僕の事情知ってますよね？』


り「うん...。そりゃそうだよ......」


『.........』


り「ごめん...」



...............



愛「お姉ちゃんを...責めないで...」


り「俺は！責めてなんか！！」


愛「私から見たら責めてるようにしか見えないもん！！」


り「それは！！お前がそう見えるだけで！！」


こ「もう辞めろよ！！」


愛 莉衣「ﾋﾞｸｯ!!」



...誰が争ってなんて言ったんだよ......


そう言うのが...



『迷惑なんだよ！！！』


A-全員「ﾋﾞｸｯ!!」


『もう俺は帰るよ！！俺のせいで争うならさ！！』


り「そういう意味じゃ！」



.........



『じゃあ莉衣だけ着いてきて。』


愛「え？お姉ちゃん?!」


り「...わかった......」




僕達はその場を後にしてこの店(?)から出ていった。



これから起こる悲劇も知らずに




傘を借りて今、歩いている。


......



無言というものはやっぱり辛い。


だって前に話したことがある...。
いいや、[幼馴染]なんだから。


不意に莉衣が



り「さっきはごめん...」



そんな言葉を発した。


だから僕も



『別にいいけど...僕の方こそ、ごめん。』


り「いいよ...」



そんな少しの会話をしながら信号を待っている。


......


っと赤から青に信号が変わる。


僕達が歩き出す。



すると。


信号無視の車が僕達の方向に...



り「え？A！！」


『...ﾊﾊｯ』



この世界からやっと消えれる...


差別されなくなるかな？




キキィーー！！


ドンッ！！！！





あぁ...意識が...


遠のいて......


視界...も、暗く......なっ、て......





莉犬視点


え？A？

ねぇ...



起きてよ......


ねぇ...僕はAの事......


嫌いだなんて思ってないよ？



お願い...

起きて！！



り「ねぇ！！起きてよ！！！」


周りの人がこっちを見る


お願いだから見ないで...



り「起きてよ！！皆が待ってるから！」


...ねぇ......


り「あぁぁぁ...ねぇ......ｸｽﾞｯ...」




ガヤガヤ...


ピーポー ピーポー



そんな音が聞こえる...


ねぇA起きてよ...



り「うぅ...あぁぁぁ...ｸﾞｽﾞｯ...ｸﾞｽﾞｯ」



......



Aだけが運ばれてった...


助かりますか？

いや、絶対に助けて...


皆にも知らせないと...



Aの事を

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