私たちは ページ42
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お風呂から出て念入りに女の子を作る。
(頑張れわたし。何があっても千冬君なら怖くない)
小さく決意表明をしてから脱衣場からリビングへ行く。
リビングのドアを開けるとそこには千冬君とマルが戯れていた。
(っ〜〜!!尊い…っ)
千冬「おっ、おかえり」
にゃ〜あ。
喉をゴロゴロと鳴らしながら千冬君の膝の上にいるマル。少し羨ましいなんて思いたくないけど、思ってしまう。
千冬「飯うまかった!サンキューな!」
「よかった。_______お皿は?」
千冬「ん?洗ったぜ」
当たり前に言う千冬君の視線の先には洗い終えたお皿がシンクの上にある。
この男子はこんなにも完璧なのか……
「ぱーふぇくと男子……」
千冬「ははっ、なんだそれ」
マルを膝の上から横に降ろす。
にゃあ…と寂しそうな声を出したマルのノドを撫でた後に「ん」なんて言いながら私に手を出す。
この手はなんなのか。
考えても分からないままその手を握る。
するとスポッとラッコのように千冬くんの膝の間に収まった。
そして後ろから私の肩に顔をうずめる千冬君
千冬「さっき…羨ましそうな顔してた」
「っ…そんなかおっ…」
千冬「ん、ほんとは?」
「………してました」
「かわいい」なんて言いながら千冬君は私の首筋にチュッと小さくキスをする。
「ひゃっ…」なんて可愛いくない声が出てしまった。
千冬「もう少しさ…ゆっくりでも良いと思ったんだけどさ
A綺麗だし、人気あるし、早く俺のモノにしたい。なんて独占欲が湧いてきちまう。」
「______そんなの私も同じ気持ちだよ。千冬君東卍の副隊長だから狙ってる女の子沢山いるよ?…知ってた?」
千冬「まぁ…多少は声掛けられたりする。けどさ、それって東卍副隊長のオレが好きなだけであって、松野千冬が好きなわけじゃねーじゃんか。
けどさAはオレが東卍なの知らずに好きになってくれて、彼女になってくれて…
オレさ、幸せなんだよ。」
「______キミは本当に私が欲しい言葉をくれるね。大好きだよ千冬君…」
「あぁ…、オレも好きだ」
千冬君が私にキスをする。
そのキスは触れるだけでなく深いものになっていく。
「ん…ふっ…」小さく吐息が漏れる。
それと同時に千冬君の抱き締める力が強くなる。
千冬「______部屋に行っていいか…?」
「______うん」
私達は手を繋いで2階へあがる。
1歩ずつ大人の階段を登るように踏みしめる。
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茜89 - やっぱ千冬は何をしてもカッコイイなー!(その反面可愛いし)この作品と千冬とちゅんさんが大好きです!更新頑張ってください!!(ちょいエロ系好きっス←) (2021年7月11日 0時) (レス) id: 8347574646 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 雪見大福さん» 私も青春したかった… (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 椎さん» 大好きって嬉しいです!これからも頑張りますね!! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - 郁乃さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2021年6月30日 1時) (レス) id: bbc261a5c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - やべ青春だぁ…いいなぁ (2021年6月26日 13時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2021年6月16日 13時