【東卍】ちふゆくんとらぶち

映画の後は？ ページ5

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｢微妙だったね｣


ヒナ｢話題の割にね｣


女子2人は余裕そうにさっきの映画の話をしているが、男達は映画館前にしゃがみこんでいる。
もちろんかなり疲れているみたいだ。



｢______ジュース買ってあげようか｣


ヒナ｢そうだね｣




ヒナと私は2人に飲み物を買った。
松野君に近付くと｢ハァ…｣とため息をついていた。



｢良かったらどぉーぞ｣


カフェオレを松野君に渡す。



千冬｢えっ、払うよありがとう｣


お財布からお金を出そうとしたので、｢いらないよ｣と一言制した。



｢怖いのに付き合ってくれたお礼｣


千冬｢_______さんきゅ、次なんか奢るな｣


｢ありがとう｣



普通に返事したけど" 次 "なんて期待させる言葉を言われた事にかなり動揺した。




武道｢オレはヒナ送って帰るわ｣


ヒナ｢Aと松野君またね！バイバイ｣


千冬｢またなー｣


慌ただしく2人が帰っていくから、逆に2人っきりになった。なんとも気まずい雰囲気が流れている。




｢あのっ、松野君も帰っていいよ｣


千冬｢Aさんは帰んないの？｣


｢家にいる猫のエサ買わなくちゃ行けなくて、ペットショップ寄ってから帰るの。またね｣



バイバイと手を振ったはずだったが、その手を松野君にガシッと握られた。

手を……っ________顔が赤くなるのがわかる。




千冬｢Aさんの家猫いるの？ウチにもいるんだ。ペットショップ一緒に付き合っていい？｣



願ってもない申し出だ。
こんな幸せなことがあっても良いのだろうか!?



｢え!?ぜひっ｣







2人でペットショップへ向かう









(ヒナちょっと強引過ぎたかな)


(いいの！タケミチ君私たちも2人で何処か行こ)


(……!!おうっ)





(松野君と二人…照れる……っ)


(やべ、思わず一緒に行くって言うたけどこれデートだよな…)









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