貴方の隣は私【HUNTER × HUNTER】 (ページ4)

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毒×調合×私ページ4

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ゾルディック家のお屋敷に着いた。
中に入ると相変わらず暗く冷たい印象を受けた。

(まぁウチとあんまり変わんないか)

キルアに「ココにいるぜ」と言われた扉はかなり大きい。
その扉を開けると中にはゼノお爺ちゃんとお義父さんがいたのだ。

ゼノ「おう、久しぶりじゃのA」

『お久しぶりです、ゼノお爺ちゃん』

ゼノ「何じゃ、キルと一緒に来たのかい」

キルア「外で会った」

私はゼノお爺ちゃんとお義父さんの近くまで行く、
そしてお義父さんにも『お久しぶりです』と挨拶をした。

シルバ「あぁ、例のモノは出来たのか？」

『はい、出来ました。』

私がカバンからゴソゴソと取り出す箱には厳重に鍵が掛けられていた。手に取りだしてふと入口付近を見てみるとキルアがまだそこに立っていた。

「キル、お前も来い」とゼノが呼んだことによりキルアも三人へと近付いた。

『今回のは即効性のあるものを調合しました。』
Aは小さなマチ針を出す、
そして厳重に閉められた鍵を開けて小さな瓶を出す、
量は2ccくらいだ。

そしてマチ針を瓶の中に入れてチョンっと軽く液体に付ける。ほんの少しマチ針が濡れた状態だ。

『コレでカスリでもしたら即死です』

ゼノ「ふむ、試してもいいかの？」

『はい』

ゼノがパチッと指を鳴らすと「離せ！！話せ！！」と男がやって来た。イルミに連れられている。

イルミ「ん、Aじゃないか。相変わらず美しいな。」

『イルミお兄様お久しぶりです』

イルミ「キルじゃなくて俺と結婚しようよ」

『私は家の方針に従いますので申し訳ございません』

イルミ「つれないねぇ」

そう言いながらイルミは捕まえた男をゼノ、シルバ、A、キルアの目の前に放り投げた。

男は「く、くそっ」と焦っている様子

ゼノ「A、お主がやるのだ」

『はい』

男に近付くと「ちょ、ちょっと待ってくれよじいちゃん。なんでAに殺させるんだよ！？」とキルアが言ったのだ。

思わず彼を見る(なんて優しい子、けど殺し屋一家には向かない、なんて愚かな子)そう思った瞬間だった。

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