貴方の隣は私【HUNTER × HUNTER】 (ページ3)

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婚約者×久しぶり×初めましてページ3

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あれから6年後

私8歳になった。
そして私は単独で婚約者のいるゾルディック家へ向かっている。

理由は私の調合した毒をゼノお爺ちゃんが欲しがっているから売りに来たのだ。

(あの婚約の顔合わせの時にお義父さん、お義母さん、お爺ちゃんと呼ぶ約束をしたのだ。)

試しの門の前に立ち門を見上げる。
そしてグイッと門を押して中に入る。

二つ目くらいまでは余裕で開けれるが、三つ目になるとなかなか開かないのだ。

中に入ると「グルルルル」と声が聞こえた。
そちらに顔を向けるとミケがコチラを見ていた。

けして視線は逸らさない、
すると「グル…」と言ってしゃがんだのだ。

ミケは覚えていた、
あの顔合わせの時に1度しか会ってない私の匂いを。

近寄ってゆっくりと鼻元を撫でてやる。
ほんの少しだけ嬉しそうにしたミケを見ていると「誰だ」と言うドスの効いた声が聞こえた。

そこには銀髪の髪をした私より年下の男の子がいた。

直感でわかった。
キルアだと。

『久しぶり』

キルア「久しぶり？…俺はお前を知らない」

『酷いなぁ、婚約者の顔忘れた？』

キルア「____こん、約者？」

驚いた顔をするキルア、
お義父さんやお義母さんから何も聞いていないのか？
そう思っていると「あぁ…赤子の時に約束したってやつか」と言った。

キルア「嫌じゃねーの？こんな婚約」

『ん、どうして？』

キルア「いや、だってよ勝手に決められてっし」

『家同士の婚約に異議なんてないし、私はお父様の命令に従うだけ』

キルア「お前…変なの」

そう言って私の横に来る。
じっと私の顔を見つめて「お前…美人だな」言った。

キルア「俺なんかと婚約だなんて残念なやつ。お前程の整った容姿なら選び放題なのに」

『選ぶ必要はないからよく分かんない』

キルア「……名前は？」

『A=ハーヴェスト』

キルア「Aか、何しに来たんだ？」

『ゼノお爺ちゃんの為に持ってきたものがあるの』

キルア「じいちゃんの？」

そう言うとキルアもAと一緒に家まで歩き始めた。

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