貴方の隣は私【HUNTER × HUNTER】 (ページ20)

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ハンター試験9 ページ20

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もちろん受験者からの文句は絶えない。

キルア「何だよ、これで終わりかよ」

キルアはAに近づき彼女の頬に着いた血を自分の袖で拭ったのだ。『血がつくよ』と言えば「平気」と言って気にしていない様子だった。

受験者とメンチさんとの攻防は続き、
試験はどうなるかと思えば「それにしても、合格者1人はちとキビしすぎやせんか？」という声と共に上から誰かが降ってきた。

空の上の飛行船にはハンター教会のマーク。

メンチ｢審査委員会のネテロ会長。ハンター試験の最高責任者よ｣

ネテロ｢ま、責任者といってもしょせん裏方。こんな時のトラブル処理係みたいなもんじゃ。メンチくん｣

｢未知のものに挑戦する気概を彼らに問うた結果、全員その態度に問題ありと思ったわけかね？｣

｢……いえ、テスト生の料理を軽んじる発言についカッとなってしまい頭に血が昇ってしまいました。｣

｢つまり、自分でも審査不十分だとわかっとるわけだな？｣

メンチさんが頷き試験官を降りると言ったが、そんな簡単に試験官を見つけてやり直しは出来ない。
そこでネテロ会長の出した案は

ネテロ｢審査員は続行してもらう。そのかわり新しいテストには君にも実演という形で参加してもらう。というのでいかがかな？｣

それに納得したメンチさんはネテロ会長に頼みある山まで飛行船で連れて行って欲しい。と頼んだのだ。

それに了承した会長により受験者達は飛行船に乗り込んだ。

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身体中血まみれなので風呂に入りたいのだが、風呂の場所が分からない。

飛行船の中に血を落としたくないのだが…そう思っているとキルアが現れてた。

キルア「風呂の場所聞いてきてやったよ」

『え、ありがとう！！』

キルアに案内されたドアを開けるとシャワー室だった。
「俺はゴンと少し遊んでくるから、シャワー浴びたら来いよ」と言われた。

しかし眠たい。その感情が強く『眠いから少し休む』と言って別れた。

シャワーにより全身から血の匂いが消えていくのがわかる。いつもそうだ、真剣になると周りが見えなくなり完璧にこなしたくなる。

そのおかげで合格出来たのだが、受験者の何人かは私の姿を見て恐怖してた。引いてた。

『これが…普通じゃないって事なんだよね』

あのキルアの言葉からずっと考えている【普通】

はやくわかる日がやって来て欲しい。

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