貴方の隣は私【HUNTER × HUNTER】 (ページ18)

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ハンター試験7 ページ18

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レオリオ「なるほどな、正体を隠してハンター試験に参加してたのか……って納得出来るか！！！」

『ふふ、どうしてオバサンになれたのか、なったのかは企業秘密です』

ゴン「どっちでもいいよ！A、改めて宜しくね！！」

『うん！！』

納得のいかないレオリオを他所にゴンは素直に受け入れてくれた。そのまま私達はブタを探して歩き始めた。

レオリオ「ブタを捕まえて料理、1次試験よりずっと楽だな」

クラピカ「だといいんだが…」

ゴン「Aっ！」

ゴンに手を引かれるとそこは芝生の滑り台みたいになっていた。「よっ」という掛け声と共にゴンはその芝生を滑り降りる。

(着いて来いってことかな…)

少し戸惑っているとキルアに「行くぞ」と背中を押された。

滑り降りる芝生は草の匂いがして、
私が初めて嗅ぐ匂いだった。

『きゃっ』
芝生の匂いに気を取られていると目の前で止まっているゴンに気づかずそのまま背中から抱き着いてしまった。

『いてて…』

ゴン「大丈夫？」

『うん、ごめんね』

なんて思っていると今度は背中から温もりに包まれた。
私の上から滑り降りてきたキルアに抱きとめられたのだ、初めての事に身体中の熱が上がる。

キルア「ゴン、俺の婚約者だぞ」

ゴン「ん？知ってるよ」

キルア「おま…無意識にたらし込むタイプだな」

キルアは腕の中にいるAを見てみると耳まで真っ赤になっていた。
(可愛い)なんて柄にもなく思って抱き締める力を少し強くすると『ひゃっ』と可愛い声と共に身体が熱くなるのが感じ取れた。

(可愛いな、俺の婚約者)

そんな幸せな時間も終わりを迎える、
ドンッと上から滑ってきたレオリオがキルアにぶつかり、またクラピカがレオリオにぶつかりと2つの衝撃がキルアを襲ったのだ。

体幹のいいキルアはAに衝撃が行かないように防いだ。

ゴン「いたよ」

レオリオ「ブタだ！！____まて、骨くってんぞ」

クラピカ「まさか……肉食！？」

「ピェェェー」とブタの鳴き声と共に大量のブタが追いかけてきたのだ。

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