貴方の隣は私【HUNTER × HUNTER】 (ページ13)

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ハンター試験2 ページ13

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ジリリリリとかなり大きな音が響き渡る。
ザワザワとした雰囲気の中、試験官が現れた。

そして｢ではこれよりハンター試験を開始いたします｣といったのだ。

『………ギタラクルさん、先に行ってください』

ギタラクル「………」

カタカタカタと鳴らしながら私の横をキープする彼を避けるためにスピードを遅める、
流石に遅めた私に合わせる事はなくそのまま離れる事に成功した。

安心しているのもつかの間、
突然「ねぇ、オバサン」と話し掛けられた。

その人物の声はずっと聞きたかった声だった。
(…オバサンって言われた…)

『何か御用ですか？』

キルア「そのスカートどこで手に入れたの？」

彼が指さすのは合金の羽がジャラジャラ着いているスカートだった。

(しまった…変装して着替えもするべきだった。)

後悔しても遅く、このスカートは特注だ。
私以外は重くて履けないし扱う事も難しいだろう

返答に困っていると「そのスカート何処で手に入れたって言ってんだよ！」と手を握られた。

殺気を込めて本当に怒っている様子だった。
(何コレ…愛されてる感半端ないんですけど…っ！！)

キルア「返答次第によっちゃ…殺すぜ」

『…………わ、わた、わたし』

ビクビク震えるふりをした。
するとキルアはAの手を離し「試験が終わったら喋ってもらう」と言って離れていったのだ。

(婚約者が分からないなんて！って怒ってやろうと思ったけど分かんないか)

見た目は50代のオバサン、
デブで試験なんて受けなさそうな雰囲気

同一人物です！
なんて言って信じて貰えるのだろうか？

『もう少し内緒でいよーっと！』

そう言えば何でイルミ兄さんは分かったのだろ？
不思議だ…

多分イルミ兄さんに聞いたら「んー愛かな？」なんて言いそうだから聞くのはやめよう。

そして5日もすれば元の姿に戻るからそのタイミングでキルアには伝えよう

貴方に会えるのが楽しみだ

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