埼玉合宿3 ページ42
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合宿二日目、
まだまだ元気の有り余っている皆、
約一人を除いて
「あち……しぬ……」
試合が終わりベンチで項垂れる研磨、
そんな研磨を団扇で扇ぎながら『大丈夫？』と声を掛ける。
「大丈夫じゃない…もう拷問だよね。魔王を倒す前に勇者が炎でやられてる気分だよ」
『ゲームに例えないでよ、オセロしか分かんない』
「Aって異常にオセロ強いもんね」
『端取りなら負けません』
笑いながら『コレ食べな』と熱中症対策に作った塩レモン蜂蜜を渡す、栄養の面も熱中症の面もコレがあれば一発解決だ。昔から研磨やクロに良く渡してた。
もぐもぐとレモンを食べながら「…昔からこのレモン食べる度にお婆ちゃん思い出してしまう」と言うのだ。
それは私がお婆ちゃんと言いたいのか？
暑くてダウンしてるから何も言わずそのままにした。
「研磨、大丈夫か？」
クロも心配なのか様子を見に来た。
ヒラヒラと手を振る研磨、それを見て「大丈夫そうだな」と言ったのだ。
『クロも食べる？』
「貰う」
モグモグとクロがレモンを食べていると直井コーチがこちらへやって来た。
そして「森然高校の父兄の方からスイカが届いたらしくてな、悪いけど切るのを手伝ってきてくれないか？」と言ったのだ。
森然高校の方へ目をやると「おーい！」とマネ達が嬉しそうに手を振っていた。
『分かりました。』
「音駒はAが居るから熱中症対策もしてくれてるが、他の高校もしてるとは限らない。スイカは熱中症対策にいいからな。頼んだぞ」
『はい』
私はモグモグとレモンを食べている研磨に『食べ終わったら保冷バッグに入れといて』と言って渡した。
「分かった」
『じゃあクロ、行ってくるね』
「はい、行ってらっしゃい」
ガシガシとAの頭を撫でるクロ、
Aは満足そうに向かった。
「ねぇ、クロ」
「なーに」
「良かったね」
「なにか？」
「別にー、ほら試合始まるよ」
そう言って試合に向かう研磨の後を着いていく。
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ピンス(プロフ) - この作品大好きです！！3周くらいしました！続き楽しみにしてます!! (3月12日 22時) (
レス) @page43 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ちゅんさん» ありがとうございます！！ハイキューは映画をやったということもあり、再熱したんですよね！やはり音駒が一番好きです...！ (3月12日 20時) (レス) @page43 id: bdd9411b02 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！！作者は単純なので褒められたらすぐに更新してしまいます！！笑、これからもよろしくお願いします！！ (3月9日 6時) (レス) @page42 id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 勝手ながらこの小説を読ませて頂きました！凄く面白く、多彩な表現に圧巻されました！続きを少しでも早く見たいです...！無理ないペースで小説作り頑張って下さい！ (3月2日 22時) (レス) @page41 id: 9455041bfd (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ほたるさん» わー！！打ち間違いの指摘ありがとうございます！！すぐに直します！ (2月19日 8時) (レス) id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん
| 作成日時：2023年10月29日 14時
