雑食 ページ39
.
『……………』
「うーん小気味よい、小気味よい程に！」
横で笑っている猫又監督、
私も思わず烏野の試合に釘付けになってしまった。
『凄いですね…見る度に新しい』
目を奪われ烏野の試合を見ていると直井コーチが「どうしたんでしょう、烏野…調子悪いんでしょうかね？」と猫又監督に声を掛けていた。
「ほほ、その逆じゃないか？」
『流石カラス、雑食ですね』
「深い山の奥だろうと歌舞伎町のど真ん中だろうと食べられるものは全て食べ、自分達より強い者は利用し生き残る。」
「な、なるほど…」
三人で烏野の試合に夢中になっていると隣から影が伸びてきた。そちらへ目を向けるとクロが立っていた。
「カラスに興味津々なのは良いけど、この試合が終わればネコの試合も始まりますよ。お嬢さん」
『もちろん、私が一番気になるのは猫ですよ黒尾さん』
「良かったです」
クシャクシャと私の頭を撫でた後に一緒に烏野の試合を見る。
『ゴミ捨て場の決戦…やりたいね。春高』
「あぁ…必ず実現させる。」
試合は烏野が負けた。
ペナルティでフライングを始めようとした烏野を「サームラさんちょっとちょっと」と言って黒尾が止めた。
「何だ？」
「今回はフライングじゃないんですよ、ペナルティ」
「え、なら今回は…」
「今回のペナルティは森然限定！さわやか裏山！深緑坂道ダッシュ！！」
「あぁ、サンキュー」
澤村さんは部員達を連れて体育館から出ていった。
クロは「ぶひゃひゃひゃひゃ」と意地の悪い笑い方をしている。本当に子供みたいだ。
『性格悪いと嫌われますよ』
「____お嬢さんに好かれてれば周りはどうでもいいです」
『んなっ…！！』
顔を真っ赤にしてクロの方を見るとニヤニヤと意地悪そうな顔をしていた。
(私の反応見て…楽しんでるっ！！)
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ピンス(プロフ) - この作品大好きです！！3周くらいしました！続き楽しみにしてます!! (3月12日 22時) (
レス) @page43 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ちゅんさん» ありがとうございます！！ハイキューは映画をやったということもあり、再熱したんですよね！やはり音駒が一番好きです...！ (3月12日 20時) (レス) @page43 id: bdd9411b02 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！！作者は単純なので褒められたらすぐに更新してしまいます！！笑、これからもよろしくお願いします！！ (3月9日 6時) (レス) @page42 id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 勝手ながらこの小説を読ませて頂きました！凄く面白く、多彩な表現に圧巻されました！続きを少しでも早く見たいです...！無理ないペースで小説作り頑張って下さい！ (3月2日 22時) (レス) @page41 id: 9455041bfd (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ほたるさん» わー！！打ち間違いの指摘ありがとうございます！！すぐに直します！ (2月19日 8時) (レス) id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん
| 作成日時：2023年10月29日 14時
