他のみんなも知ってたの！？ ページ32
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『ねぇ…やっくん』
「ん？」
声を掛けるとグングンヨーグルトを飲みながら私を見る夜久衛輔、そんな彼に『クロの好きな人…知ってる？』と聞いた。
ズコッと音と共に少しビックリしたような顔をするやっくん。
「あーうん、お前だろ？」
『うっ…』
「何だよ、気付いてなかったのなんかお前本人だけだよ。なぁ、海？」
そう言ったやっくんの視線の先には海くんが居た。
そんな海くんも「うん、そうだね」と言ったのだ。
『やっぱり…えぇ…何時からなの…』
「そんなの俺らが出会う前からだろ」
『え！？そんな前なの…』
「海も思ってたよな？」
「うん、初めて出会った時から牽制してたしね」
『うぅ…』
思わず机に項垂れる、
そんな私を見てやっくんが「なに、Aは黒尾に好意を向けられるのが嫌なの？」と聞いてきたのだ。
クロに好意を向けられる、
そんな事を思ったことも無かった。
私達は小さい頃から一緒、だからこそ自分自身でそんな事を考えた事もなかったのだ。
家族、そう思っていたから
けど…けど………
最近クロに好きな人が居たら、と思った時に辛くなった自分がいるのも事実。
それを恋と呼ぶにはまだ早いのかもしれない。
けど一つだけ分かっている事実がある。
『ねぇ、やっくんと海くん』
「なんだよ」
「どうかした？」
『私ね…正直クロのことが好きかどうかなんて分からないの。だから返事する事も…まだ出来ない。』
そう話し出す私に二人は少しソワソワした状態になる。
(何でだ？)
『けどね…………クロの告白が…嫌じゃない自分もいるの。』
思わず恥ずかしくなって『なんてね！』と言って席を立つ、そして『自動販売機に行ってくる』と言って教室を出た。
「____だってさ」
そう言った夜久、
すると廊下から頭をかきながら現れる黒尾がいた。
「おじょーさんにはバレてない？」
「ぜーんぜんっ」
「良かったデス」
ニヤケを抑える事が出来ないのか海に「ニヤけてるね黒尾」と言われてしまった。
「頑張りますよ、長期戦は慣れっこだからな」
そう、
Aを好きになってから何年経ってると思ってるんだ。
長期戦なんて最初っから分かってた。
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ピンス(プロフ) - この作品大好きです！！3周くらいしました！続き楽しみにしてます!! (3月12日 22時) (
レス) @page43 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ちゅんさん» ありがとうございます！！ハイキューは映画をやったということもあり、再熱したんですよね！やはり音駒が一番好きです...！ (3月12日 20時) (レス) @page43 id: bdd9411b02 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！！作者は単純なので褒められたらすぐに更新してしまいます！！笑、これからもよろしくお願いします！！ (3月9日 6時) (レス) @page42 id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 勝手ながらこの小説を読ませて頂きました！凄く面白く、多彩な表現に圧巻されました！続きを少しでも早く見たいです...！無理ないペースで小説作り頑張って下さい！ (3月2日 22時) (レス) @page41 id: 9455041bfd (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ほたるさん» わー！！打ち間違いの指摘ありがとうございます！！すぐに直します！ (2月19日 8時) (レス) id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん
| 作成日時：2023年10月29日 14時
