貴方は音駒の思考【音駒高校】

レッツゴートーキョー ページ27

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合宿当日





『クロ、先にに三校にはアップしててもらうからね』


海と烏野を迎えに行こうとした黒尾に話しかける。
「頼む」と言って私の頭をひとなでして外に出ていく二人、

ソワソワと着いて行こうとするリエーフに『行かなくてよろしい。』と言えば「酷いっすよー！」と返事が返ってきた、どこがだ。




アップをはじめていると「お願いシあーす！」という声が聞こえてきて皆の視線が入口に集まった。

入口に目線を向けると潔子さんが居たので手を振った。
振り返す潔子さんの後ろにボブヘアーの可愛らしい女の子が居たのだ。



『あれ、新しいマネージャー？』

「そうみたいっすよ！カワイイ系ですよね」


親切に山本くんが教えてくれた。
確かに潔子さんはキレイ系、あの子はカワイイ系だ。



『音駒も後輩探さなきゃー』

「いらない」



マネージャーを探さなきゃと言えば研磨がいらない。と言ったのだ、私が卒業してからどうするつもりなのだろう？

マネージャーは必要なはずだが……



「Aがいないなら自分達でするよ、別にA以外のマネージャーはいらない」

『研磨…何それ、嬉しい。』

「まあ、おれが部活引退したなら新しいマネージャーは居てもいなくてもいいけど。」



そう言いながら練習に戻る研磨、
ルンルン気分でボトルやスコアボードなどを用意し終わると黒尾に『ご飯の準備してくるから後よろしくね』と伝えた。





「分かった、飯なに？」

『カレーだよ』

「いいね、好きだよ」





そんな会話をしているとやっくんに「夫婦の会話かよ！」と突っ込まれた。
クロと夫婦…以外にも違和感なく想像出来てしまって笑いがでた。




『クロとならいい家庭を作れそうだよ』

「なっ……！！」

『冗談だけど』



後でやっくんに聞いたのだが、私が居なくなったと同時にクロが「破壊神かよ…」と呟いていたそうだ。




(破壊神ってなんだ…)








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