入部 ページ3
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「バレー部の部長だ、よろしく頼む。」
バレー部の体育館にて挨拶をするのは三年の部長だ。
目の前に並ばされてる1年生の中に研磨がいる、
私はコッソリ手を振ると慌てた研磨に目を逸らされた。
(え…結構ショックなんですけど…)
項垂れていると横から部長より「マネージャーのAだ」と紹介された。
『音駒高校二年 朝比奈 Aです、よろしくお願いします』
そう言って頭を下げる。
コソコソと喋る一年生の中に「綺麗な先輩だな」とか「お近付きになれるかな」とか言っている奴がいた。
(なれねーよ、ばぁーか！)
口の悪い事を考えていたのがクロにバレたのか、
横からツンっと横腹をつつかれた、そして「顔に出てる、お嬢さん」と言われた。
だって私達は本当に全国制覇を狙いに行くチームを一緒に作っていくつもりなのだ、
甘い考えだけは捨てて欲しい。
クロに少し文句を言いたくなったがグッと抑えた。
「あー、これで先輩の紹介は終わった。
でだ、音駒高校は恒例で一年に目標を言ってもらう。
ちなみにチームとしての目標は都大会ベスト8だ。去年から変わっていない、」
横目で先輩を見つつ(私たちの目標は違う)そう思った。
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去年、
私やクロが1年生の時の話だ。
同じように目標を聞かれた。
「「全国制覇っス」」そう言ったクロとやっくんに「右に同じです」と海くんも同意する。
あの時は本当に嬉しかった。
私も思わず『マネとして左に同じです』と言ったのだ。
しかし笑う者もいた。
馬鹿にする者もいた。
「そんなの無理だ。現実見ろよ」と言う人達、
笑えばいい、馬鹿にすればいい、
そうやってあなた達が嘲笑った私達が全国制覇をする所を見ていればいい。
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「俺の目標は全国制覇っスね！！！」
バッと顔を上げると黒髪だがモヒカン部分が金髪の少しヤンキーみたいな見た目の彼が堂々と言っていた。
その隣の猫っぽい彼は「当たり前のクラッカー」とボソッと発言した。今年の一年生は豊富だ。
隣のクロを見ると心底嬉しそうな顔をしていた。
「あぁ…そう、」と言って罰が悪そうな顔をしている部長、先輩と後輩で目標が違う事が明確になった。
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ピンス(プロフ) - この作品大好きです！！3周くらいしました！続き楽しみにしてます!! (3月12日 22時) (
レス) @page43 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ちゅんさん» ありがとうございます！！ハイキューは映画をやったということもあり、再熱したんですよね！やはり音駒が一番好きです...！ (3月12日 20時) (レス) @page43 id: bdd9411b02 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！！作者は単純なので褒められたらすぐに更新してしまいます！！笑、これからもよろしくお願いします！！ (3月9日 6時) (レス) @page42 id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 勝手ながらこの小説を読ませて頂きました！凄く面白く、多彩な表現に圧巻されました！続きを少しでも早く見たいです...！無理ないペースで小説作り頑張って下さい！ (3月2日 22時) (レス) @page41 id: 9455041bfd (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ほたるさん» わー！！打ち間違いの指摘ありがとうございます！！すぐに直します！ (2月19日 8時) (レス) id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん
| 作成日時：2023年10月29日 14時
