貴方は音駒の思考【音駒高校】

ネコとカラス ページ20

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そして5月6日

烏野総合運動公園 球技場






「A、先に体育館の受付済ませといてくれ」



そう言われてクロから受付票を受け取る。
今から夕方まで音駒高校が借りる予約をしているので、その受付を行うのだ。

マネージャーの仕事のひとつ。






『おっけ、なら先に中に入ってるよ』

「俺らもすぐ行く」






クロから貰った受付票と先生から預かったお金を事務員のお姉さんに渡す。

処理してもらっていると「「お願いしアース！」」と運動部特有の声が聞こえてきた。
つまり烏野高校が来たのだ。


ゾロゾロと体育館の中に入ってくる音駒の皆と黒のユニフォームに身を包んだ知らない人達、
(きっと烏野高校だ)と思っていると「「ウオオオ！！！めちゃくちゃ可愛い人がいる！！」」という声が聞こえた。


その声の主の方を見るとコチラを見ている二人がいた。
坊主とツンツンヘアーの人達だった。





「ウチの自慢のマネージャーなのです」と後ろから山本くんがやって来てドヤ顔をしている。

悔しそうな烏野の二人を見ながら「先程は油断をしてしまったが、これが音駒の実力なのです」と追い打ちをかけている。

一体何なのだ。






「受付終わったか？」

『クロ、終わったよ』



受け取った鍵を黒尾に渡すと「サンキュー」と言って私の頭を撫でた、そして鍵を受け取った黒尾は烏野の主将と話しながらみんなを連れて体育館の中に入ったのだ。




「受付を先にして頂きありがとうございます。」と眼鏡の先生に話しかけられた。隣には金髪のヤンキーみたいな人と烏野のマネージャー？の綺麗な女の子がいた。


『初めまして、音駒高校バレー部マネージャーの朝比奈Aと言います。』

「初めまして、僕は顧問の武田一鉄と言います。そしてコチラは」

「宜しくな、俺は烏養繋心だ。」

「烏野高校バレー部マネージャー清水潔子と言います。」





私はお辞儀をして『監督とコーチは後ほど来ますので、先にアップを始めましょう』と伝え皆と体育館の中に入る。










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