入学式 ページ2
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「よぉーし！終わった、A行くぞ」
『………研磨のとこ？』
「おう、アイツ逃げる可能性あるからな」
入学式が終わった。
今日は部活は無く新入生の勧誘のため色んな部活は校門前の通路に集まるのだ。
机に用意していた勧誘用紙を手に取り黒尾の後を着いて歩く、この目立つトサカヘッドは私の幼馴染だ。
『研磨入ってくれるかな？』
「入れるよ、今後の音駒にはアイツが必要だ」
『そうだね』
1年生の教室に行くと既に研磨は居なかった。
研磨も嫌な予感を感じ取っていたのかもしれない、
私とクロは急いで正門に向かう、
バレー部のブースで先輩に「お前ら手伝え」と言われたが、私達は聞こえないふりして急ぐ、
すると目の前に黒髪の猫背が現れた。
私が『見つけた』と言うと同時にクロの「研磨！！！」という大きな声が正門に響き渡った。
ビクッと跳ねる背中、
ゆっくりとコチラへ振り向く研磨は心底嫌そうな顔をしていた。
「そんな…大きな声で呼ばないでよ、クロ」
「お前が帰ろうとしてるからでしょーが！」
「………バレー部に入るとは決めてない……」
「お前には才能がある、入りなさいな」
モジモジと話す研磨とそれを高身長で見下ろす黒尾
他人から見ればイジメのような、カツアゲのような光景だ。
『研磨、久しぶりだね』
「____久しぶり、A」
『バレー部入んないの…？』
私が寂しそうな顔をすれば研磨は「ｳｯ」とバツの悪そうな顔をする、昔からそうだ。
研磨は私のこの顔に弱い、分かってて私はこの顔を研磨に向けている。
(ずるくてごめんね)
「……分かったよ」
諦めたように歩き始める研磨に「良くやった」と私の頭を撫でる黒尾、
本当に嬉しそうにしている彼を見るのは気分がいい。
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ピンス(プロフ) - この作品大好きです！！3周くらいしました！続き楽しみにしてます!! (3月12日 22時) (
レス) @page43 id: a7fb103bed (このIDを非表示/違反報告)
りんご - ちゅんさん» ありがとうございます！！ハイキューは映画をやったということもあり、再熱したんですよね！やはり音駒が一番好きです...！ (3月12日 20時) (レス) @page43 id: bdd9411b02 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！！作者は単純なので褒められたらすぐに更新してしまいます！！笑、これからもよろしくお願いします！！ (3月9日 6時) (レス) @page42 id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 勝手ながらこの小説を読ませて頂きました！凄く面白く、多彩な表現に圧巻されました！続きを少しでも早く見たいです...！無理ないペースで小説作り頑張って下さい！ (3月2日 22時) (レス) @page41 id: 9455041bfd (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ほたるさん» わー！！打ち間違いの指摘ありがとうございます！！すぐに直します！ (2月19日 8時) (レス) id: 7cfd562139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅん
| 作成日時：2023年10月29日 14時
