梵天の事務所 ページ4
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『ただいまー!!!』
大きな声でただいまと挨拶すれば、「おかえり」と梵天の人達が挨拶してくれる。
蘭とAの娘は梵天の中では有名だ。
あの灰谷蘭が溺愛する娘、
あの3歳にして整った顔とあざとさを兼ね備えてるのだ。
それもあの二人の子供と分かれば皆が納得してしまう。
「花、保育園は楽しかったたか?」
椅子に座りながらココが花に話しかける。
すると花は何故か偉そうに『今日も元気に保育園をお勤めして来たの!』と言った。
その姿からは褒めを求めているのが分かったため、「偉いな」って褒めてやると『えっへんっ!!』と自信満々に呟いたのだ。
『ぼしゅは!?』
「ボスなら部屋にいるぞ」
普段マイキーが使う部屋を指さすココ、
すると『パパちょーらい!』と蘭の手からたい焼きの袋を取る。
「熱いぞ、平気か?」と蘭に心配されているが、『子供あちゅかいしないで!!』とぷんぷんしながらマイキーのいる部屋へ向かっている。
小さな身体で向い、コンコンと扉を叩く
中からの反応は無かった。その為、花は『ぼしゅ、花だよ!』と声をかける。すると中からペタペタとサンダルの音が近付いてきた。
ガチャと扉が開くとマイキーがこちらを見ていた。
『ぼしゅ!たい焼きです!』
「花、来てたのか」
『こんやくしゃの顔をみにきたんでしゅ!』
「そうか、たい焼きくれ」
マイキーは花を片手で抱き上げる、すると花はマイキーの口に『アーン』とたい焼きを持っていく、
モグモグと食べるマイキーに嫉妬する人が1名
「なぁ、九井、」
「ンだよ」
「ボスもオレの娘が可愛いのは分かる。けどな、ちょっと近過ぎねーか?」
「_____どっちかって言うと花の方が上手くボスに近寄ってアピールしてるように見えるけどな」
モグモグとたい焼きを食べるマイキーを目をハートにして見つめる花、マイキーの頭をヨシヨシと撫でる。
その光景は、灰谷蘭にとって
娘がマイキーとイチャイチャしている事実しか見えてないのだ。
「九井、花さ…オレにさえあんな事してくれねぇぜ…」
「父親と好きな男は違うだろ」
「いや、子供って小さい時は『パパと結婚する』とかじゃねーの?花は物心ついた時からマイキーだったんだぜ?」
「_____本能でオマエは男としてクズってことが分かったんだろ。」
「ンだよ、今は嫁だけだって………」
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ミルクティー - 花の、マイキーとの結末ってか花の恋の結末も気になる❗ (4月6日 22時) (レス) @page10 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - おわっちった (4月6日 22時) (レス) @page10 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 更新ありがとうございます (2022年1月4日 23時) (レス) @page10 id: beb1a1a5cb (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - 続きが気になる!!&お話の内容最高‼️ (2021年12月28日 14時) (レス) @page9 id: 3476b03444 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ。(プロフ) - 本当にもう好きです。娘ちゃんも可愛すぎて…更新待ってます! (2021年12月23日 17時) (レス) @page8 id: 1a599d8aef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅん | 作成日時:2021年12月13日 4時