なななななわ! ページ8
.
翌朝、
玲王のばぁやが私も迎えに来てくれてお見送りのために御影コーポレーションのリムジンに乗り込んだ。
『あれ、そのマフラー』
凪くんの姿を見ると私が昨日渡したマフラーを首から巻いていた。
「A居ないからこれ持ってく」
『私の代わり?』
「いい匂いするし、安眠できる」
夜中と同じようにマフラーに顔を埋める凪くんはとても愛おしい、
リムジンに乗り込むと凪くんは私の膝でまた横になりはじめた。「あぁ…この膝枕とも少しの間お別れか」なんて言いながらバトロワゲームをしている。
「おっ、ヘッショ」とか言っていて、いつもの凪くんだな。なんて安心してしまった。
「A、W杯の選手になれば婚約は解消出来るだろう。」
『そうね、私も凪くんと結ばれたいもの』
「俺の凪だからな!」
『え?誰が玲王の凪くんだと決めたの?』
「親友であり、相棒だからな!Aは?」
マウントを取ってくる玲王を無視する事にした。
私達の関係は何か?なんて私が1番知りたいわよ!
少し機嫌が悪そうにしていると膝の上の凪くんが手を伸ばして頭をヨシヨシとしてくれた。
(え…尊いっ!!)
ゲームをしながらだが彼のその行動で私は機嫌が治ってしまった。
__________________________________
「着きましたよ」とばぁやの声で2人はリムジンから降りる。
ついに凪くんの別れの時がやってきてしまった。
リムジンの窓を開けて2人を見送ったが、凪くんがこちらへ引き返してきたのだ。
『忘れ物?』
「_____待ってて、絶対だよ」
そう言って私の手に渡したのは凪くんの好きなゲームのキャラのチビぬいだった。
私はそれを握りしめて今度こそ2人を見届けたのだ。
(もう、会いたくなってしまった…)
.
427人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢 - 最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます! (2022年12月18日 0時) (レス) @page19 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
まりん - わかります!ここの凪くんにめっちゃ癒されました!かわいすぎます!頑張ってください!! (2022年12月4日 19時) (レス) id: e203f22f4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 仕事で最近メンタルやられてたんですけど、凪くんの可愛さに癒されましたっっ泣 最高です! (2022年12月1日 22時) (レス) id: 192f66d4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ゆんゆんさん» ゆんゆんさん、ありがとうございます!!可愛い凪くんが好きなのでそんな彼に近付けてるなら嬉しいですっ!!頑張って更新しますね! (2022年11月30日 20時) (レス) @page17 id: 0def8a4c4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 初めまして!この作品とても好きです!凪くんが可愛すぎる…!!!更新楽しみに待ってます! (2022年11月30日 12時) (レス) @page17 id: 192f66d4d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゅん | 作成日時:2022年11月24日 17時