じゅうろくわ。 ページ17
.
「斬鉄本当に馬鹿だな。凪は天才なんだよ」
「天才と凡人の違いはなんだ?」
「…………はぁ」
玲王と話してる人は斬鉄さんと言うらしい。
サッカーのセンスはあるが、超がつくほどの馬鹿らしい。
玲王との会話を聞いてたら分かる。
けど何だか楽しそうだ。
『ふふ』と笑うと膝の上にいる凪くんが私の手を掴んだ。
『どうしたの?』
「こっちに集中して〜」
と言う凪くんはギューッと膝の上から私のお腹へ抱き着いたのだ。(可愛い)と思った私は上からギューッと凪くんに抱きつく。
「おいおい、Aに関しては表では一応婚約者なんだから軽率な行動取るなよ」
『あーあ、うるさいな御影コーポレーションの御曹司は』
「俺の会社の評価もあるだろ」
『外では一応、婚約者を演じてあげる』
そんな押し問答をしていると凪くんの抱きしめが強くなった。「レオの…婚約者だもんな…」とボソッと言ったが私には聞き取れなかった。
「どういう事だ!?Aさんは御影と結婚してるのに凪の愛人なのか!?」
そんな斬鉄の言葉にみんなの空気が固まった。
本日二度目の「馬鹿斬鉄…」と凪くんがボヤいたのだ。
『あ、ご挨拶が遅れました。朝比奈コーポレーションの朝比奈Aと言います。御影玲王とは親同士が決めた婚約者になります。解消しようと必死です。』
「いや、それは俺のセリフな」
「朝比奈コーポレーションって海外にも支店のある大企業じゃねぇか。」「ご令嬢?」「いや、朝比奈コーポレーションのご令嬢は自信で何店舗も経営してるって聞いた事あるぞ」
ザワザワと噂話で周りはザワつく。
そんな中少しだけ大きな声を出して凪くんが「_____俺のだから」と声を荒らげた。
シンっと静まり返る。
普段は面倒くさがりで何事にも興味が無い凪くんが大きな声を出す。
そして自分のモノだと宣言したのだ。
『ど、どしたの…凪くん…』
「_____ん〜、特に意味は無い」
また私の膝の上でゲームをし出す。
「ヘッショ!」と言って笑っている彼はいつも通りの彼だった。
さっきのは………少しだけ……ほんの少しだけ。
男の子だとさらに意識してしまった。
__________________________________
沢山のお気に入り
高評価ありがとうございます!!
コメントもお待ちしております!!
話の展開とかもこーゆうのがいい。とか意見あればぜひ!
ちゅん
427人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢 - 最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます! (2022年12月18日 0時) (レス) @page19 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
まりん - わかります!ここの凪くんにめっちゃ癒されました!かわいすぎます!頑張ってください!! (2022年12月4日 19時) (レス) id: e203f22f4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 仕事で最近メンタルやられてたんですけど、凪くんの可愛さに癒されましたっっ泣 最高です! (2022年12月1日 22時) (レス) id: 192f66d4d0 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅん(プロフ) - ゆんゆんさん» ゆんゆんさん、ありがとうございます!!可愛い凪くんが好きなのでそんな彼に近付けてるなら嬉しいですっ!!頑張って更新しますね! (2022年11月30日 20時) (レス) @page17 id: 0def8a4c4f (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 初めまして!この作品とても好きです!凪くんが可愛すぎる…!!!更新楽しみに待ってます! (2022年11月30日 12時) (レス) @page17 id: 192f66d4d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゅん | 作成日時:2022年11月24日 17時