今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:7,151 hit
小|中|大
5欠片 ページ7
「......A」
零夜はこちらを恐る恐る、といった風にして覗く。
私は彼の目をじっと見つめる。
「どう?似合ってる?」
私は今日、カラコンとやらを初めてつけてみた。
それも零夜とおそろいの色、綺麗なグリーン。
零夜の目は揺らいで、私のことをちらちらと見やる。
動揺してる?
「......」
「ねえ、似合ってるかな」
どうしても彼の口から感想が聞きたくて、返答を急かす。
普段はあまりかわいいね、似合ってるね、なんて言わない彼はどう反応を示すのだろう。
「...い」
「?なに、もう一度言って」
「...かわいい」
零夜は口にした後、一度に顔を真っ赤にして見せた。
そしてかわいい、と口の中で呟いた。
「............っ!」
...自分から聞いたとはいえ、耐性が無かった私はつられて顔を真っ赤にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜蒼空 | 作成日時:2020年4月20日 10時