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5欠片 ページ7

「......A」

零夜はこちらを恐る恐る、といった風にして覗く。
私は彼の目をじっと見つめる。


「どう?似合ってる?」

私は今日、カラコンとやらを初めてつけてみた。
それも零夜とおそろいの色、綺麗なグリーン。


零夜の目は揺らいで、私のことをちらちらと見やる。

動揺してる?

「......」
「ねえ、似合ってるかな」

どうしても彼の口から感想が聞きたくて、返答を急かす。
普段はあまりかわいいね、似合ってるね、なんて言わない彼はどう反応を示すのだろう。


「...い」
「?なに、もう一度言って」

「...かわいい」

零夜は口にした後、一度に顔を真っ赤にして見せた。
そしてかわいい、と口の中で呟いた。


「............っ!」

...自分から聞いたとはいえ、耐性が無かった私はつられて顔を真っ赤にした。

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設定タグ:零夜 , アダム=ユーリエフ , ソーン=ユーリエフ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:夜蒼空 | 作成日時:2020年4月20日 10時

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