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2欠片 ページ3

「.....これ、本当に大丈夫なの.....?」



「ええ、とても似合っているわ」

「Aかーわいー!写メ取らせて取らせて!」

「あーしのセンスを舐めないでよねー」


私はまた.....半ば無理やり、彼女たちの「実験」に付き合わされることとなった。

----------------

「ほらほら、皆にみてもらおーよ!こっちこっちー!」

「え、ええ!?」

メグメグは彼女のものとは思えない力で、私の腕を引っ張る。
連れていかれる先は大方予想がついている。

「いや無理無理無理無理!こんなの絶対に似合わない!やだやめて無言でガトりん向けないで」

「静かにお聞きなさい」

「あーあー、Aがサイレントになっちゃったしー.....」


私はただ皆に見せたくないの一心で抵抗をつづけた。
.....その時。


「騒がしいですね.....何かー.....」



「あっ、ダムダムじゃーん!ねえねえ見て見て、Aのワンピース姿!!」

「...............兄さん..........」

そう。
私は三人に、「ピンク系のちょっとフリフリがついた可愛いワンピ」なるものを着せられていたのだ。

当然こんなものを着たことはおろか、見たこともなかった私は拒否反応を起こしている。

突然妹の奇妙な姿を見せつけられたせいか、兄さんは完全にフリーズしてしまっていた。


お願いだ。
お願いだから、何かいってくれ。


「......A」
「.....な、なに.....?」


パアン!


「えっちょ、に、兄さん!?」
「あ、ダムダムがナタデココになったー」

急にナタデココ.....倒された後みたいになってしまった兄さん。
私は理解が追い付かなかった。


「これを人は尊死というんだしー」
「.....まさかここまでとはね.....」

「あれー?なんか楽しそうなことしてるね?」
「あっテステスー!聞いて聞いて、これ応用したらもっと面白いことできるよ!」





「...............え?」


その後、兄さんを含め約三名がリスポン地に戻ったという。

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設定タグ:零夜 , アダム=ユーリエフ , ソーン=ユーリエフ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:夜蒼空 | 作成日時:2020年4月20日 10時

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