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氷砂糖6つ ページ7
「姉様とお散歩するの、僕大好きです！」
「ありがと、ソーン」
voidollにステージを特別に貸してもらい、木々が生い茂る綺麗なステージでソーンと散歩をしていた。
それにしても、いつぶりだろう。
王宮にいたころは仕事漬けの日々だったし、大体散歩なんて足が......
......いや、忘れよう。
今はソーンとの会話に集中しなきゃ。
「......姉様、考えすぎはよくないですよ？」
「......あは、バレてた。」
さすが弟......考え事をしていたのがすぐにバレてしまう。
「......もしかして足のこと、ですか？」
ソーンは自分で口にしたのにも関わらず、みるみる顔が青ざめていく。
違う、言いたかったのに言えなくて、僕は俯いてしまった。
「ごめんなさい、僕......」
「謝らないで、ソーンは悪くないから」
彼は何一つ悪くない。
誰も、悪くないんだ。
「......ね？だから、笑って？」
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作者名：夜蒼空 | 作成日時：2020年3月29日 14時
