氷砂糖40つ ページ41
「二手に分かれよう」
零夜がそう言って、作戦会議を開いた。
いつになく真剣な表情で。
「まずは.....」
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「.....思った通りだ」
一面に蔓延しているウイルス。これがバグの原因のようだ。
.....こんなに数がいるなんて。
「お、おい、どーすんだっけ?」
「害虫はプチプチ潰さなきゃ!でしょでしょ?」
「よっしゃ!ドットモンスター軍団、参上!」
「「魔法少女、リリカルルカ!いっきまーす!」」
ウイルスに触れなければ、バグに感染することもなさそうだ。
幸い、ウイルスは今.....指令者がいない状態だ。
今頃彼らが見つけ出しているころだろう。
「.....シークレットオーダーを発令する」
この「世界線」では、僕は.....いや、僕たちは逃げることなく、戦っている。
.....絶対に、守って見せる。
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「っしゃあ、結構コツ掴んできたわ!.....そろそろじゃね?」
おおよそのウイルスが、少しずつ弱ってきている。
最後のトドメさえ与えれば.....!
「私の出番ね」
マリアがつかつかと歩み寄っていく。
.....そして。
「.....セルピエンテバイレ!!」
轟音とともに、吸い込まれていくウイルスの数々。
ほとんどのウイルスが弱っていたため、どんどん消滅していく。
「.....やった、全部駆除できたぞ.....!」
その時、丁度いいタイミングで放送が流れる。
『たった今、他の班の駆除は終わったわ.....そっちは大丈夫そうかしら?』
よかった.....と全員が言う。
僕も安心して、胸をなでおろした。
.....あとは、彼らだけ。
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作者名:夜蒼空 | 作成日時:2020年3月29日 14時