【＃コンパス】氷砂糖のような (ページ40)

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氷砂糖39つページ40

管理人であるvoidollが管理機器を少し弄る。
すると.....

「わっ、施設全体の.....制御システム？」

この＃コンパスの世界はデータがあることにより成り立っているため、普段は要である制御システムをあらわにしていない。

尻尾を見せるとすぐにハッキングされるから.....らしい。

「コノ制御システムヲ使エバ、ヒーローノ皆サンヤバトル二必要ナ物以外ヲ素早ク感知スルコトガデキマス.....但シ」

voidollはぴっと右手を少し上にあげ、こう忠告した。

「例エ感知シテモ、コノシステムハバグヲ取リ除クコトガデキマセン」
「はあ！？じゃあどうすれば.....」

「そのときに皆の力が必要なんでしょ？零夜」

このシステムは見つけるだけ。
感度はテスラに最大レベルへと改造して貰うので、バグ自体は簡単に見つけられるはずだ。

しかしこのシステムには駆除機能が付いておらず、バグが発覚した時は「手動」で駆除しなくてはならない。

「.....手動.....って、もしかして！」

ああ、と零夜は頷く。
そう、駆除は僕たちにしかできないんだ。

作戦を聞くなり、皆は戦意に満ちた顔になる。

「.....できたっ！.....！！ちょっと、voidoll！これ.....！」
「.....カピッ！」
「ど、どうしたの.....？」

「.....バグノ居所ガワカリマシタ。ドウヤラ.....」